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終末、世界を歩く。

赤間世穹

9,104 字

詩的SF、断章形式の幻想叙事詩

"砕け散った世界の欠片を拾い集める、これは魂の旅路の記録。"

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錆

凍てついた音は、ぴくりともしない前足も、もう見えない瞳も抱きしめてしまった。太陽が何度沈んで、何度昇ったのか。第五億七万六千五百二十一の扉は、もう開かれてしまったのか。
どん、どん。どっ、どっ、どっ。
その音は早まっていく。鉄柱は何億になっただろう。墓標は木の枝ではきっと足りない。
どっどっ、どっどっ。どん、どん。
遠ざかる音は、やがて聞こえなくなった。

── 第2章 了 ──

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