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復讐代行はやってません

連載中(書きかけ)

被験者:坂井

26,454 字

都市伝説ホラー、現代怪談、復讐譚

"「復讐代行はやってません」――その言葉の裏に潜む、都市伝説を操る異能の影。理不尽に囚われた魂は、禁忌の儀式に救いを求める。"

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被験者 坂井 上

「パパ、今日の夜、うちにいる?」

 朝食の途中、美咲が向かいから聞いてきた。

「いると思うけど。なんで?」

「昨日の続き」

「ああ、ゲーム?」

「今日は負けないもん」

 美咲がむっと頬を膨らませる。妻が卵焼きを皿に載せながら、くすっと笑った。俺もつられて笑う。

 特別なことなんて何もない。結婚して十年。三十五年ローンは考えるだけで嫌になるが、妻が気に入った家だったし、八歳になった美咲にも自分の部屋ができた。仕事だって、別に好きでたまらないわけじゃない。それでも給料は悪くなかったし、去年から少し大きな取引先も任されるようになった。

 このまま働いてローンを払い、美咲が中学、高校と進んで、そのうち「パパうざい」とか言われるようになる。大学に行くのか、就職するのか。いつか家を出ていって、その頃には俺もいい歳だ。そんな先のことまで、なんとなく想像できた。

「あなた、時間」

 妻に言われて時計を見る。

「やば」

 慌てて残りの味噌汁を飲み干し、席を立った。

「ごちそうさま。弁当は?」

「そこ」

「ありがと」

 弁当を鞄に入れて玄関へ向かい、靴を履いていると、美咲が追いかけてきた。

「パパ!」

「ん?」

「今夜、絶対だからね!」

「宿題終わってたらな」

「じゃあ約束」

 美咲が小指を出した。腰を屈めて自分の小指を絡めると、満足そうに笑う。

「約束。じゃ、いってきます」

「いってらっしゃい!」

「いってらっしゃい。気をつけてね」

 美咲と妻に見送られて玄関を出る。

 今日も仕事をして、帰ったら娘とゲームをする。それで十分だった。

     *

 いつも通り仕事をして、午後。

 山崎商事へ出す資料を作っていると、机の内線が鳴った。画面から目を離し、受話器を取る。

「はい、営業部、坂井です」

『坂井君、第三会議室まで来てくれ』

 専務の声だった。

 なんで専務から直接?

「……分かりました。すぐ行きます」

 受話器を置く。何かあったっけ? 最近の仕事をざっと思い返してみるが、これといって心当たりはない。

「なんだ?」

 首を傾げながら資料を保存し、席を立った。

「失礼します」

 第三会議室には専務と経理部長、それに直属の上司である営業部長の西徳がいた。

「まあ、座ってくれ」

 促されるまま座ると、経理部長が数枚の領収書を机に並べた。

「これに見覚えは?」

 料亭、ホテル、新幹線、タクシー。六月十八日、箱根のホテル、二十四万六千円なんてものまである。

「ありませんけど。なんですか、これ」

「過去二年間の接待交際費と出張旅費を調べたところ、不審な請求がいくつも見つかった。確認できただけで八百六十万円ある」

「八百六十万?」

「すべて君の名前で申請されている」

「……は?」

 差し出された経費精算書を見る。申請者は、確かに自分の名前だった。

「いや、俺じゃありませんよ。こんなの申請してません」

「本当に心当たりはない?」

「ないです。この店にも行ってないし、ホテルにも泊まってません」

 そう答えてから、西徳を見る。

「でも、これって部長の承認がないと通りませんよね?」

「ああ」

「じゃあ、俺が申請したかどうか――」

「そこまでは覚えてない」

「覚えてない?」

「領収書と金額が合っていることは確認していた。ただ、実際にどこで誰を接待したかまでは確認していない。そこは本人に任せていたからな」

「でも、部長が承認してるんですよね?」

 専務が口を挟んだ。

「書類だけじゃ分からん部分もあるからな。領収書と申請内容が揃っていれば、実際に誰が使ったのかまで確認するのは難しいだろう」

「……申し訳ありません。部下を信用しすぎていました」

 思わず西徳を見る。

 部下を信用しすぎた?

 それじゃ、まるで俺がその信用を裏切ったみたいじゃないか。

「いや、待ってください。俺、本当にやってませんから。店でもホテルでも確認してください」

「分かった」

 専務が手で制した。

「君の言い分は分かった。こちらでも改めて調べる。ただ、八百六十万円という金額だからな。このまま通常通り勤務させるわけにもいかない。調査が終わるまで自宅待機してくれ」

「……俺がやったって決めつけてるんですか?」

「そうは言っていない。だから調べるんだ」

 納得はできない。でも、調べれば分かる。自分は何もやっていない。

「……分かりました」

 席へ戻って鞄だけを持ち、そのまま会社を出た。

 まさかこんな形で帰ることになるとは思わなかったが、調べればすぐに間違いだと分かる。明日か、遅くても数日もすれば連絡が来るだろう。

 そう思っていた。

     *

「パパ、今日もお休み?」

「そうだよ」

「明日も?」

「しばらくな」

「なんで?」

「今までいっぱい働いたから、ちょっと長めのお休み」

「じゃあ今日もゲームできる?」

「宿題終わったらな」

「やった!」

 美咲はそれで納得したらしい。むしろ俺が毎日家にいるのが嬉しいようで、学校から帰ってくるたびに遊ぼうと誘ってきた。

 そんな生活が数日続いた。

「やった!」

 美咲がコントローラーを握ったまま、嬉しそうにこっちを見る。

「勝った! パパに勝った!」

「おお、美咲、強くなったなあ」

「でしょ!」

「昨日まで全然だったのにな」

「もう一回やろ!」

「いいぞ。次は負けないからな」

 美咲が嬉しそうにコントローラーを構える。その向こうで妻と目が合った。

 妻はテーブルのスマホをちらりと見てから、俺を見る。俺は何でもないように笑って、ゲームを再開した。

 その夜、美咲が寝たあと、妻が隣に座った。

「……まだ連絡ない?」

「ない」

「今日もずっとスマホ気にしてたでしょ」

「まあな。でも大丈夫だよ。俺はやってないんだから」

「……そうだといいけど」

 そう答える妻の顔は、まだ不安そうだった。

 それからさらに数日が過ぎ、一週間後。ようやく会社から電話がかかってきた。

『先日の件について、会社としての結論が出た。明日の午前十時に来てくれ』

「……分かりました」

 電話を切ると、妻がこちらを見た。

「会社?」

「ああ。結論が出たって」

 ちゃんと調べれば分かる。まだ、このときはそう思っていた。

     *

 出社すると、また第三会議室へ通された。

「先日の件だが、会社としてはこういう判断になった」

 専務が二枚の書類をこちらへ差し出した。

「今回の件は、君の責任として処理する」

「……どういうことですか?」

「申請者はすべて君になっている。改めて確認したが、それを覆すだけの証拠は見つからなかった」

「ですから、俺はやってないんですって!」

「君の言い分は分かっている」

「だったら――」

 書類に目を落として、言葉が止まった。

 一枚は懲戒解雇通知書。もう一枚は、八百六十万円の損害賠償請求書だった。

「……なんですか、これ」

「本日付で懲戒解雇とする。それと、会社に生じた損害については賠償を求める」

「ふざけんなよ」

 思わず椅子から立ち上がった。

「店とかホテルは調べたのか? 俺は行ってない! 確認すれば分かることだ!」

「調査の詳細については答えられない」

「なんでだよ!」

「坂井君、落ち着きなさい」

「落ち着けるわけないだろ!」

 二枚の書類を掴んだ。

「警察に行きます」

「待ちなさい!」

 専務の声が変わった。

「……なんですか?」

「もう少し待ってくれ。会社でも――」

「もう一週間待った! 待った結果がこれだ!」

 書類を指さす。

「横領は犯罪だ。警察だって動く」

 専務は何も言わなかった。

 西徳を見る。目が合ったが、何も言わない。

 書類を鞄に入れ、そのまま会議室を出た。

     *

 その足で警察へ行った。

 懲戒解雇通知書と八百六十万円の損害賠償請求書、それに手元に残っていた資料を出して、最初から全部話した。警察から会社にも確認が入ったらしい。

 その数日後、会社から連絡が来た。

「今回の件について、話し合いたい」

 会社も、これ以上騒ぎが大きくなるのはまずいと思ったのだろう。

 八百六十万円の請求は取り下げる。懲戒解雇も撤回する。退職金を上乗せしたうえで、自己都合退職として扱う。会社側から提示された条件は、そういうものだった。

 会社も結局、俺が横領したと断定できるだけの証拠を掴めなかったらしい。だからといって、誰が俺の名前を使って申請したのかまで分かったわけでもない。

 弁護士にも相談した。

「少なくとも、現状の証拠であなたに八百六十万円を請求し続けるのは難しいでしょう。ただ、誰が不正な申請を行ったのかは別の問題です」

「調べられないんですか?」

「調べることはできます。ただ、時間はかかります」

 もう、あの会社に戻る気はなかった。俺は和解に応じた。

 ほどなくして、会社に警察から確認が入ったことも取引先の間に広まった。狭い業界だ。こういう話だけは妙に早い。

 すぐに再就職先を探し始めた。営業経験もあるし、それなりの取引先も任されていた。すぐに次が見つかると思っていた。

 ところが、何社か面接を受けるうちに妙なことに気づいた。

「前の会社は……自己都合で退職されたんですよね?」

「はい」

「そうですか……」

 どこも、途中までは普通だった。だが前職の話になると、なぜか面接官の態度が変わった。

 理由が分かったのは、前職で付き合いのあった知人から電話が来たときだった。

『坂井、お前んとこ、ちょっと揉めたんだって?』

「ああ。なんで知ってる?」

『警察まで来たって話、こっちにも回ってきてるぞ』

「……そこまで?」

『それだけじゃない。あれ、お前が横領したせいだって噂になってる』

「……は? なんだそれ?」

『うちの営業がお前んとこの誰かから聞いたらしいけど』

「俺、横領なんかしてないぞ」

『だよなあ。お前、そんなことする奴じゃないし』

「じゃあ、なんでそんな噂が……」

『さあ。そこまでは俺も知らん。ちょっと調べといてやろうか?』

「……頼む」

 電話を切った。

 面接官たちの顔が頭に浮かんだ。

     *

 それから数日後。

 学校から帰ってきた美咲が、部屋へ行かず、居間にいた俺のところへやってきた。

「おかえり。……どうした?」

 美咲は俯いたまま、ランドセルの肩紐をぎゅっと握っていた。

「美咲?」

「……パパ、会社のお金盗んだの?」

 一瞬、言葉が出なかった。

「誰にそんなこと言われた?」

「今日、マナちゃんに……」

「マナちゃん?」

「マナちゃんのママが、美咲ちゃんのパパは泥棒だから、もう遊んじゃダメって言ったって」

「……」

「パパ、泥棒なの?」

「違うよ」

「ほんと?」

「ほんとだ。パパは何も盗んでない」

 美咲はしばらく俺の顔を見てから、小さく頷いた。

 その夜、美咲が寝てから妻と話した。

「学校には私から話す。先生にも事情を説明する」

「ああ」

「でも……たぶん、それだけじゃ駄目だと思う」

「どうした?」

「私のパート先にも噂が回ってる」

「なんで?」

「今日、休憩中に『旦那さん、大変だったんだって?』って言われたの。何のことか聞いたら、会社のお金を使い込んで辞めたんでしょって」

「誰から聞いたんだよ」

「その人の旦那さんが仕事先で聞いたみたい。あなたの前の会社に警察から確認が入ったことが広まったでしょ。それで『あれは坂井って社員が横領したからだ』って話になってるって」

 そこまで聞いて、何も言えなくなった。もう、仕事関係だけで収まっていない。どこまで広がっているのか分からなかった。

「学校に話せば、美咲のことは何とかしてくれると思う。でも……」

 妻が小さく息を吐いた。

「このまま、ここに住み続けられるかな」

 噂を聞いた全員に説明して回るなんてできない。学校で収まっても、また別のところで美咲が何か言われるかもしれない。

「……引っ越すか」

 妻はしばらく黙っていた。

「俺も仕事を探してるところだし、今ならまだ動ける」

「でも、家は?」

「売るしかないな」

 三十五年ローンを組んで買った家だった。妻も気に入っていたし、美咲にも自分の部屋ができた。ここでずっと暮らしていくつもりだった。

「……そうだね」

 それから俺たちは、家を売って引っ越すことにした。

     *

 引っ越しの準備をしていた。

 家具の減ったリビングは、妙に広く感じる。

「パパ、これ持ってく?」

 美咲が自分の部屋から、小さなぬいぐるみを持ってきた。

「持ってくよ。箱に入れといで」

「はーい」

 美咲が部屋へ戻っていく。

 スマホが鳴った。

『坂井? 前に言ってた噂の件だけど』

 あの知人だった。

「ああ」

『分かったぞ。どこから出た話か』

「……どこだった?」

『お前んとこの営業部長』

「……部長が?」

『ああ。西徳さんがあちこちで「坂井のせいで会社に警察まで来て大変だった」って話してるらしい。直接聞いた奴まで辿ったから、間違いないと思う。横領したとはっきり言ってるわけじゃないみたいだけどな。聞かれると「まあ、いろいろあって」とか、そんな感じで』

「……そうか」

『それと、これ見てみろよ。今送るから』

「何?」

『西徳さんのSNS。お前のことだろ、これ』

 電話を切ると、すぐにメッセージが届いた。リンクを開く。

 旅行先らしい海を背景に、西徳が笑っていた。

『元部下のせいで大変だったけど、気晴らしに旅行中!』

「……なんだよ、これ」

 名前こそ書いていないが、誰のことかは分かる。俺たちは、その「元部下」のせいという噂で、この家まで手放すことになった。

 腹が立って過去の投稿を遡った。旅行、飲み会、ゴルフ。また旅行。

 そして、ある投稿で指が止まった。

『久しぶりの箱根! たまには贅沢もいいよな』

 六月十八日。

「……六月十八日?」

 投稿には料理や露天風呂、部屋からの景色が並び、最後の一枚にはホテルの玄関前で笑う西徳が写っていた。その後ろに見えるホテルの名前。

「……嘘だろ」

 最初に会議室で見せられた領収書と同じだった。

 六月十八日。箱根。二十四万六千円。全部一致している。偶然じゃない。

 あの領収書は、西徳が泊まったホテルのものだ。なのに、申請者には俺の名前が書かれていた。

「……こいつだったのか」

 最初の会議室で、西徳は俺の顔を見ながら「覚えてない」と言った。部下を信用しすぎた、とも言った。

 違う。確認していなかったんじゃない。こいつは最初から知っていたんだ。

 少なくとも、六月十八日の二十四万六千円。あれを俺の名前で申請したのは――西徳だ。

 翌日、弁護士に相談した。

「これはかなり強い材料になります。ただ、これだけで過去二年間の不正すべてを彼が行ったと証明できるわけではありません」

「じゃあ、どうすれば?」

「改めて調べることになります。会社との和解とは別になりますし、噂についても争うのであれば、誰が誰に何を話したのか、一つずつ確認しなければなりません」

「……どれくらいかかります?」

「時間も費用も、それなりにかかると思ってください」

「それで勝てたら?」

「損害賠償や、訂正、謝罪を求めることはできます」

「……それで、元に戻るんですか?」

「え?」

「仕事も、家も、美咲の学校も。全部、元に戻るんですか?」

 弁護士は答えなかった。

     *

 家に戻ると、美咲の部屋から机も本棚もなくなっていた。壁に貼ってあった写真や時間割も外され、段ボールだけが並んでいる。

 美咲は床に座って、遠足のときにみんなで撮った写真を膝の上に置いていた。

「どうした?」

 美咲は写真から目を離さない。

「美咲?」

「……ひっこし、やだ」

「友達と離れるの、嫌だよな」

 美咲は小さく頷き、写真の端を指でなぞった。

「また会えるよ」

「でも、学校いっしょじゃないもん。みんなと遊べなくなるもん」

「……うん」

「なんでひっこすの?」

 何も言えなかった。しばらくして、美咲が顔を上げた。

「パパ、お金取ってないんでしょ?」

「ああ」

「じゃあ、ひっこさなくていいじゃん」

「美咲……」

「やだ」

 美咲は写真を胸に抱えて、何度も首を振った。

「ひっこし、やだ。このおうちがいい!」

 涙が頬を伝った。妻が美咲を抱き寄せると、美咲は写真を抱えたまま、その胸に顔を押しつけた。

「ごめんね」

「やだやだ! このおうちがいい……! やだよぉ……!」

 妻は何も言わず、美咲の背中を撫でていた。

 その夜、美咲が寝たあと、妻がぽつりと言った。

「……あの子、ずっと我慢してたんだね」

「ああ」

「何なの、これ」

 妻の声が震えていた。

「あなたは何もしてない。美咲だって何もしてない。それなのに、なんで私たちが家を売って、美咲が学校まで変わらなきゃいけないの?」

 答えられない。

「あの人は?」

「……え?」

「あなたに全部押しつけた人。どうなったの?」

「……何も」

「何も?」

「ああ」

 妻が目元を拭った。

「おかしいじゃない。なんで悪いことした人は何も変わらないのに、私たちが逃げなきゃいけないのよ」

 何も言い返せなかった。

     *

 夜中になっても眠れなかった。

 隣では妻が眠っている。その向こうでは、美咲も小さな寝息を立てていた。片づけの進んだ美咲の部屋ではもう寝られず、今夜は三人で布団を並べている。

 そっと起きて、リビングへ向かった。

 スマホを手に取り、昼間見た西徳のSNSをもう一度開く。

『元部下のせいで大変だったけど、気晴らしに旅行中!』

 写真の中で、西徳は笑っていた。

 美咲は泣いていたのに、こいつは笑っている。

 弁護士に頼めば、まだ争える。勝てば、金は取れるかもしれない。謝罪もさせられるかもしれない。

 でも、美咲が今日流した涙は戻らない。失った学校も、友達も、この家も戻ってこない。

 こいつは何も失っていない。

 それが、どうしても許せなかった。

 眠る気にもなれず、そのままスマホを眺めていた。何を見たいわけでもなく検索を繰り返しているうち、いつの間にか復讐だの仕返しだの、そんな言葉ばかり追っていた。

 当然、ろくなものは出てこない。

『あなたの恨み、晴らします』

『秘密厳守・完全成功報酬』

『誰にも知られず復讐できます』

 胡散臭いサイトばかりだった。

 それでも、その夜は画面を閉じる気になれなかった。

── 第2章 了 ──

読んでくれてありがとう。良かったら作者にスキを送ろう。

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