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( ^ω^)ブーンたちは新しいラブソングを読んでいくようです

ナン・ルーナック

38,219 字

メタフィクション・書評小説・原作布教

"愛と狂気の宇宙戦争を、ブーンたちと笑い泣きながら読破する極上のメタ読書会。"

目次(4 章・いまは第 2 章)
  1. ( ^ω^)ブーンたちは新しいラブソングを読んでいくようです
  2.  第二十九話 六~十
  3.  第三十話 四~五
  4.  第三十話 六~九
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 第二十九話 六~十

 楽団の指揮は、スタンが引き継いだ。スタンにとっては、レンさえ捕まえられれば、楽団が一度壊滅しても構わない。そのスタンの隠し玉は、墜滅したカイストの再生だった。

 蒼輪方面では、ルーンがシドの力を詰めた弾丸で、ガワンバラバンガの急所を撃ち抜いていく。司令部の床下からは、眠らされていた本物のロゾムが見つかった。楽団が捕らえて生かしていたのは、ロゾムに成りすましたギノスクラーレだったのだ。

 帝継大には、十二万の楽団が押し寄せる。タルザスが半年かけて要塞にした大学で、最後に持ち出されたのは、シャグワールが三百億年以上書き直し続けている小説。空中に映して読み上げると、それを見た者は気を失い、錯乱し、一部は頭が爆発した。

 来幸浜では、借時組の『時貸し』ストラスハルドと『半歩自在』クムス・マトーが並んで倒れ、手足を失った呪追は、ダラートの魔剣アイルガラストを杖代わりに拾う。七王町の南端では、ガラルとカイスト二百人が十一万の楽団の前に立ち、十秒ほどで全滅した。そこへ出てきた峰子は、ガラルの刀で自分の腹を貫き、楽団に向かって叫ぶ。やがて十一万は互いに殺し合いを始め、一分ほどで全滅した。

 リテシア荘に避難した真尋たちのもとに、ティムカトゥランの戦死か拉致、そしてロゾム発見の報せが届き、ロビーに安堵が広がる。だが、戻ってきた吸血鬼の肩から、甲冑の男と黒い影が現れた。『黒穴』ヌーアンだ。繭の中のレンがいる医務室へ逃げ込んだ真尋に、タルザスの声が告げる。このフロアだけを他のフロアから切り離した、下のフロアの家族は助かるだろう、以上だ、と。タルザスは、裏切ったのか。

 

(;^ω^)「後半読んできたお!!!タルザスが裏切ったお!!!」

(´・ω・`)「落ち着いて、ブーン。まだ決まったわけじゃないよ」

('A`)「いい引きだろ」

(;^ω^)「よくないお!!!レンは繭の中だし、真尋はヌーアンと同じフロアだお!!!」

(´・ω・`)「最後のは最後にやろう。順番にいくよ」

('A`)「じゃあスタンからな。まだ切り札はあるはずって言ったけどさ」

('A`)「墜滅した奴を生き返らせるって……そんなのありかよ!!!」

( ^ω^)「一人目の『屍肉の王』トゥラフーガ、生き返った途端に『汝は人を舐めている』って説教して、塵になったお」

( ・∀・)「『そうていがいのことがおきるのはいつものことだ』、と」

ξ゚⊿゚)ξ「いつものことなのね……」

('A`)「スタン、やっぱ不憫だわ……」

(`・ω・´)「二人目の『破壊王』ガガズッカは、ディンゴが止めているな」

('A`)「ディンゴってそんなに強かったのかよw」

( ・∀・)「あの『彼』の弟分は伊達じゃないってことだ」

( ^ω^)「それより替え玉!ロゾムだったお!!!」

(´・ω・`)「……」

('A`)「……」

( ^ω^)「ネスタのコピーとか『彼』のコピーとか言ってた二人、何か言うことはあるかお」

(´・ω・`)「凄くメタいこと言うけど、ロゾムの重要性ってあんまり認識してなかったんだよね」

('A`)「おなじく」

( ・∀・)「それにしてもシャグワールをそう使うかよ!!!やるな狂気太郎!!!」

( ^ω^)「『フロウ日記』で片鱗は感じさせてたけど、そうくるかお」

ξ゚⊿゚)ξ「でも最後の『沢山の人に読んでもらえて嬉しいいいっ』は……ちょっと分かるのが悔しいわ」

(`・ω・´)「……ダブル・ツェンクだが」

( ・∀・)「どんまい」

(`・ω・´)「……片方が食われた」

( ・∀・)「で、残った方がずっと偽ツェンク呼ばわりしてたなwww」

(`・ω・´)「……あれもまた、コンビの形だ」

ξ゚⊿゚)ξ「無理しなくていいのよ」

( ・∀・)「あとアイルガラスト!強い奴がさっさと拾えって言ったら、拾ったのは手足なくした呪追だった!!!」

('A`)「しかもちょっと嬉しそうなんだよな」

( ^ω^)「よかったお……」

(´・ω・`)「……で、七王町」

( ^ω^)「ガラルたち、十秒もたなかったお……」

(`・ω・´)「若い連中に『肉の盾』になれと言った男が、最後は自分が前に立って、暴走族を後ろに下げていたな」

('A`)「そんで峰子だよ……」

ξ゚⊿゚)ξ「『本気で生きてる奴らの邪魔するんじゃねええっ』……」

( ^ω^)「題の『てめえら邪魔だ、道を空けやがれ』って、ここのことだったんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「最後のサムミュルの『お前の往く道が輝きに満ちたものであるよう祈っている』……ずるいわよ……」

('A`)「生き残った暴走族に『姐御』って呼ばれてたな」

( ・∀・)「そう呼びたくなる気持ちも分かるぜ!」

( ^ω^)「そんで問題のラストだお」

(´・ω・`)「ヌーアンの襲撃だね。『フロウ日記』で言及されていた、二百億年代の『節目のカイスト』だ」

( ・∀・)「フロウとガリデュエが墓参りに行った話あったろ。ガリデュエが珍しく渋い顔してたやつ」

('A`)「あの墓、中身を持っていかれてたって、作者のコメントで出たらしいぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「……ぞわっとしたわ」

(;^ω^)「で、タルザスの『以上だ』は何なんだお!!!」

(´・ω・`)「真尋の『裏切ったのか』で、第二十九話はおしまい」

(;^ω^)「生殺しだお……」

(´・ω・`)「じゃあブーン。次は第三十話、最終話だよ」

( ^ω^)「読んでくるお!!!」

※第二十九話 てめえら邪魔だ、道を空けやがれ 六~十:https://kakuyomu.jp/works/822139844774640613/episodes/822139844958239596

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 第三十話「ハッピーエンド(接着剤的な)」 一~三

 ディンゴはガガズッカを仕留め、楽屋裏で幽閉されていたグランが帰ってくる。コー・オウジの一行は、開け放したドアを辿って、楽屋裏の最深部『無為の花園』に辿り着いた。池のほとりには、団長アブクドエ。分身を連れたスタンが現れた時、コー・オウジが遊んでいた砂場から、『彼』が戻ってくる。

 リテシア荘では、ヌーアンが吸血鬼たちを、駆けつけた者たちを、次々と吸い尽くしていく。タルザスの反エネルギー弾も、真尋を守る護符も通じない。頼みの『弱者の毒針』は、レンの頼みで幻城がロックを掛けていて、真尋には使えなかった。最後に残った真尋は、素手で殴りかかり、塵になった。

 

( ^ω^)「最終話、三まで読んできたお」

(´・ω・`)「最終話は詰まってるからね。三回に分けよう」

( ^ω^)「砂場から『彼』が出てきた時は、最終決戦だ!って、めちゃくちゃテンション上がったお」

( ・∀・)「体重を半分にして『彼』を呼び寄せたコー・オウジな!!!さすが俺の推し!!!」

ξ゚⊿゚)ξ「呪術士を爆破したカルバに『カルバちゃんは呪術士のおじさん達に構ってもらえなくて悔しかったんだね』って言ってたのも、あんたの推しよ」

( ・∀・)「五才児の皮をかぶった煽り、最高だろ」

('A`)「グランが大逆転の役目を欲しがって、『いえ、特にありませんね』って返されてたのも笑った」

(;´・ω・`)「グランが……推しの扱いが……。アロロアとの再会も、一言もなかったし……」

( ^ω^)「団長のアブクドエ、Tシャツに綿のズボンで、普通のお兄さんだったお」

('A`)「逆にちょっとこえーわ」

( ^ω^)「で、リテシア荘だお」

(;^ω^)「吸血鬼も、ショーリーも、壁ぶち抜いてきた力のツェンクも、みんな吸われたお」

(`・ω・´)「……これで二人とも、食われたな」

ξ゚⊿゚)ξ「どんまい」

(`・ω・´)「ショーリーが命懸けで稼いだのは、十秒ほどだ」

( ^ω^)「タルザスも、ロビーで弾を撃って、吸われてたお。裏切りじゃなかったのかお?」

(`・ω・´)「……さて、どうだかな」

( ^ω^)「真尋は毒針を使おうとしたけど、レンがロックを掛けさせてたお」

ξ゚⊿゚)ξ「『実に、ありがたい心遣いではないか。皮肉なことに』……過保護が裏目に出たわね」

(;^ω^)「護符も全部割れて……最後は素手で殴りかかって、塵になったお」

('A`)「姉御ォ……」

('A`)「一般人の根性を見せてやる、だぞ……」

ξ゚⊿゚)ξ「『また来世で会おうね』も、ずるいのよ……」

( ^ω^)「……でもブーン、その時『スタンやるやん!』って思っちゃったお」

('A`)「分かる。この勢いで、ネスタも再生しようぜ!ってなった」

ξ゚⊿゚)ξ「なんで楽団側の気持ちになってんのよ」

(´・ω・`)「主人公が死んだところで、今日はおしまい」

(;^ω^)「ここで切るのかお!?続き読んでくるお!!!」

※第三十話 ハッピーエンド(接着剤的な) 一~三:https://kakuyomu.jp/works/822139844774640613/episodes/822139844958467564

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── 第2章 了 ──

読んでくれてありがとう。良かったら作者にスキを送ろう。

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