エピローグ
ジャパンカップの興奮から数日後、広美の自宅のチャイムがけたたましく鳴り響く。
扉を開けると、慌てた様子の仁美が立っていた。
「仁美?どういたがで?こんな時間に、まあ上りや」
「……お姉ちゃん!口取り式の写真が届いたがやけど、ちょっと見て!」
仁美の手に持った封筒の中身を確認した広美が、一瞬驚くも、姉妹は顔を見合わせて、微笑み合った。
「二人とも、来ちょったがやね」
「見よってくれたがやね」
その写真は、ヘールボップにまたがる仁美を中心にして、両側に手綱を持つ関係者が並んだ口取り式の写真。
端に、満面の笑みで写真に収まる。
万次郎と、明美の姿が、しっかりと写っていたのだった。
おしまい
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