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新皇帝陛下の蛮族平定の御親征において第八軍団アウグスタ及び第二十軍団ティベリウスが合流予定時刻を過ぎ未着の議

お話を聞かせて

177,721 字

古代ローマ風政治軍記、権謀術数渦巻く帝国年代記

"小人はただ、生き延びたい。帝国の巨大な歯車の中で、己が魂を賭けて。"

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第12話 君臨するトリトン 四」

 饗宴の翌日、与えられた客室で朝食を取ったあとにポンペイウスの執務室に通された。一人で来るように言われたので、コルシュとジャオジュンは部屋に残したままだ。
「失礼いたします」
 ポンペイウスの執務室は一般的な貴人のそれとただ一点を除いて変わりがなかった。大きな机と数脚の椅子と本棚があり、広い窓から日光が差している。その日光を浴びてアグリッパ将軍の大理石像が白く輝いていた。大神や神君の像を自分の部屋に置く貴族は珍しくないが、初代皇帝の片腕アグリッパの像を自らの執務室に置く貴族の話は聞いたことがない。だが、昨夜の様子を見てもポンペイウスはアグリッパに対し何らかの思い入れがあるらしい。
「座れ、中佐」
 ポンペイウスは昨日俺が贈ったヤマト刀を鞘から抜き払い、刀身を眺めていた。
 俺が机を挟んでポンペイウスの面前に腰かけると、刀身を見たままポンペイウスが口を開く。
「実に美しい刀身だ、妖しげですらある。ヤマト属州は属州文化の宣伝としてヤマト刀をルームの有力者に贈っているそうだが、これならば確かに喜ばれるだろう。だが」ポンペイウスがこちらを見る「武器として見るならば特段優れたところはない。違うか中佐?」
 俺は深々と頭を下げて答えた。
「ご賢察恐れ入りますポンペイウス様。確かに美術品としての価値を除いたヤマト刀にさしたる価値はありません」
 ヤマトは昔から優良な鉄鉱石の産地に恵まれなかった。そのためにヤマトの刀匠は工夫を凝らし砂鉄などの劣悪な材料から刀を作り出すヤマト独特の製造工程を編み出す。鍛え肌などと呼ばれる美しい模様はその過程で生まれ、ヤマト刀の美術品としての価値を高めたが、そのような製法は結局のところ資源に恵まれなかったための苦肉の策に過ぎない。武器としての品質は優れた材料からつくられるルームの剣には劣るのだ。
 ポンペイウスは脇の長棚を開け、一本の長剣を取り出す。鞘から抜き払えばいかにも剛健な造りの刀身が明らかになる、典型的なルーム剣だが、その中でも名剣と呼ばれるような風情がある。
「分かるか、これが優れた武器というものだ。命を預けるに足る信頼性がある」
 ポンペイウスは剣を鞘に戻すと、こちらに放った。俺はそれを受け取る。手の内にずっしりとした確かな重量感が収まる。俺は剣を握りしめて考える。これはどういう意味だ?
「その剣はルームの名工が鍛えた剣だが、奇縁により長くギリシアに在った。その地でハマルティアという銘が与えられた」
「ルームの言葉ではありませんね?」
「その通りだ、ハマルティアとはギリシア語で的外れという意味を指す。敵を斬るはずが、敬愛する主君、友情を誓った同輩、愛する妻子を斬ってきた来歴故にそんな銘が名付けられたのだ」
 俺は手元の剣に目をやる。これは不吉な魔剣の類というわけか。もっとも俺は迷信の類を信じる人種ではない。俺の目からすればこれはただの優れた武器だった。
「くれてやる」ポンペイウスは事も無げに言い放った「軍人が丸腰では格好がつかないからな」
「ありがとうございます、ポンペイウス様」
 ポンペイウスは俺の様子をじっと見守りながら言った。
「貴様は現実的な男のようだ。実に結構」目つきが鋭くなる「では、本題に入ろうか。私に何を聞きたいのだ」
 俺は気を引き締めた。ここからが本番だ。
「小官はネロ陛下の命令でアフリカヌス様の死について調査しております。その過程で、アフリカヌス様がなくなる二か月前にポンペイウス様とアフリカヌス様が接触したことを確認しました。内密の話し合いであったことは重々承知しておりますが、アフリカヌス様の死に関連する可能性のある事柄についてはすべてを明らかにするのが小官の職務であります。率直にお伺いいたします。お二方はどのような話し合いを持たれたのでしょう」
 ポンペイウスはしばらく考える素振りを見せた。目の前の中佐にどこまで話すべきか、あるいは適当な嘘をついて追い払うか思案しているのだろうか。
「陛下が知りたがっているのであれば、私は口を開かざるを得ない」
 ポンペイウスはゆっくりと話し始めた。
「私は二カ月前、アフリカヌス様に呼ばれアフリカを訪れた。言っておくが私はこのことを隠していたわけではない。誰にも聞かれなかっただけだ」
「はっ、承知しております」
「うむ。そこで私はアフリカヌス様から提案を受けた。海軍長官とヒスパニア軍団の総司令官の座から退身してはどうかと」
 俺はポンペイウスの言葉を聞き、身を固くした。二人の話し合いは俺が想像していた以上に規模の大きな話のようだった。
「……アフリカヌス様はポンペイウス様が兵権を返上することを望んだと?」
「然り。アフリカヌス様の言い分はこうだ。帝国は高級軍人や官僚を定期的に異動させることで、反乱の目を事前に摘むものだが、貴方だけがヒスパニアと海軍の兵権を長いこと独占している。それは貴方の功績を考えれば妥当なものと言えるかもしれないが、今となっては皇帝を脅かすものともとらえかねられない、貴方も高齢になったことだし、元老院議員と属州総督に地位だけで満足するべきではないか」
「……ポンペイウス様は何と返答したのでしょう」
 ポンペイウスは胸を張った。
「決まっているではないか。お断りした」
 室内の空気が粘りつくように感じる。
「貴様はアフリカヌス様の言葉をどう思う?」
「帝国の安全保障という意味では一理あるかと」
「だが、私に相応しい待遇とは言えぬ。そうではないか」
 ポンペイウスは椅子から立ち上がると、アグリッパの像の前に立った。
「貴様は私が帝国で何を為したか知っているか?」
 俺はヤマトにいたころ家庭教師から習った帝国の歴史を思い出しながら答える。
「約五十年前、ルームの周辺国で一斉に反帝国の火の手が上がりました。東ではアルメニア、パルティア、南ではエジプト、カルタゴ、西ではヒスパニア、北ではガリア、ブリタニア。帝国は建国してから最大の危機に見舞われましたが、その危機から帝国を救ったのがポンペイウス様です。ポンペイウス様は、西、南、東にと軍団を伴って転戦し、反抗勢力をすべて滅ぼしました。時の皇帝はその功績に敬意を表し、閣下に偉大な(マグヌス)の添え名(コグノーメン)をお与えになりました」
「私の為したことを考えれば、今の地位などむしろささやかすぎると思わんか。それを返上しろなどと、皇統に連なる方のお言葉と言えども、了承できるわけがない。むしろ私は更なる栄誉を与えられていいだけのことをしたはずだ」
 なるほど、ポンペイウスにとっては帝国の比肩するものがいない今の地位ですら満足いくものではないらしい。だが、これ以上に何を望むのだろう、参謀総長の椅子か? しかし、ヒスパニア軍団総司令官と海軍長官の地位を合わせれば十分それに匹敵している。俺はポンペイウスを観察した。彼は腕を組みアグリッパの像を眺めている……アグリッパ? まさか……。
「閣下は……アグリッパ将軍の地位をお望みなのですか?」
 ポンペイウスは振り返ると俺を見下ろした。燃えるような輝きが目に宿っている。
「私がそれを望んだとして、分不相応だと思うか?」
 俺は反射的にポンペイウスから目を逸らす。とんでもないことを聞いてしまった。
 アグリッパ将軍は初代皇帝アウグストゥスが志を立てた18歳の時から仕える忠臣中の忠臣だった。アウグストゥスは軍事面では才能に恵まれなかったので、軍事的な片腕であったアグリッパは帝国建設に多大な功がある。アウグストゥスはその功に報いるため、アグリッパを帝国の共同統治者に指名した。共同統治者は皇帝とほぼ同程度の権力を行使できるいわば第二の皇帝だった。
 現代のルーム帝国でそのような地位を皇帝が臣下に与えるはずがない、あまりにも巨大な権力だ、反乱を起こされたら皇帝の地位が危うい、アグリッパは例外中の例外なのだ。だがポンペイウスは共同統治者になること望んでいる。自分にその地位が与えられないのはおかしいとすら思っている。
 俺はポンペイウスという人物の心の奥底を覗いた気がした。巨大な身体の中で自意識を肥大化させた権力欲の権化、それがこの男の真実なのだ。
「アフリカヌス様は納得されたのですか?」
 俺は話を逸らす。
「色々と説得の材料を持ち出されたが、私の拒絶の意志が固いことを確かめると最後には諦められた」
 ヒスパニア軍団は五十年前にポンペイウスとともに転戦した軍団が元になっている、ポンペイウスとの結びつきは固い。ルーム海軍の方はというと、ポンペイウスが逮捕した海賊たちを彼の慈悲により兵士として登用したという経緯があり、これも帝国よりポンペイウス個人への忠誠を誓う軍団だった。どちらの軍団員も、ポンペイウスが自主的に兵権を返納するのでなければ納得しないだろう。ポンペイウスもそれが分かっているから強気に出られる。
 しかし、だとすると、ポンペイウスにアフリカヌスを殺害する動機はないのか? 彼はアフリカヌスからの圧力を押しのけられる、わざわざ毒殺する必要はない。
 俺はもう一つ生じた疑問について聞く。
「アフリカヌス様はなぜそのような要請をいま行ったのでしょう」
「さあな。純粋に陛下を慮ってか、あるいは私から力を奪い自らの帝国第二位として地位を確かなものにするためか、それとも他に何か理由があったのか。アフリカヌス様が薨去された今となっては真意を確かめる術はない。死者は何も語らぬ」
 俺は顎に手を当て考えた。
 ポンペイウスの兵権を取り上げ皇帝に返還するというのは、もしアフリカヌスが反乱を企図していたのならば、むしろ不利になる行為だ、皇帝の力がいや増すばかりなのだから。アフリカヌスの目的が分からない、海軍長官の地位を自分に譲れ、などという要請ならば意図ははっきりしていたのだが。彼は帝国第二位の地位で満足していて、それを盤石にするため、邪魔なポンペイウスを除こうとしたのか。
 俺が黙ったのを見て、ポンペイウスが声を張り上げた。
「話は変わるが中佐。ハン出身の中尉と付き合いは長いのか」
「いえ、アフリカヌス様の調査で初めて組みました」
「では、精々気を付けることだ。ハン人は油断できぬぞ。ヤマト出身の貴様には言うまでもないことかもしれんが」
「……いえ、拝聴いたします」
 思わぬ方向に転換したが俺は耳を傾ける姿勢を示す。
「帝国がハン属州を冷遇する理由を貴様は知っているか」
「帝国の東征事業に対してハンの抵抗が激しかったための懲罰的措置ではないのですか」
「それは表向きの理由に過ぎぬ」
 ポンペイウスは勿体ぶる。
「では真の理由は」
「ルーム上層部はハンを深く恐れたのだ。その洗練された文化と制度をな」
 ポンペイウスは椅子に腰を下ろすと言葉を続けた。
「ハンは未開どころではない。文治主義を採用し領土に平和をもたらし、商業は栄え、詩学や哲学はルームを超える水準にあった。武官を冷遇していたため戦争にこそ弱かったが、それ故にルームの上層部を恐れさせた。彼らの文化が流入すれば、質実剛健な実務者集団の帝国が変質してしまうのではないかと。我々は征服事業のため長大な街道を引いたが、道はルームからハンへの一方通行ではない、ハンからもルームに通じている」
 俺は黙り込む。思えばルームの有力者からハンに対する思いを聞いたのは初めてだ。
ルームに匹敵する存在だったからこそハンは徹底的に冷遇される。ありえそうな話だった。
「それに引き換えヤマトの民は扱いやすくて助かる。貴様らは形ばかりの抵抗をした後、すぐに降伏し、ルームの文化と制度を進んで受け入れた」
「ハンですら敵わなかったルーム帝国に歯向かうなど愚かですから、ヤマトの指導者層は正しい選択を行いました」
「果たしてそうか!?」
 突如、ポンペイウスが大音声を発した。俺は目の前の男の迫力に飲まれる。ポンペイウスは悠然と立ち上がり、壁に貼られた地図の前に立った。
「ヤマトは四方を海で囲まれた島国、対してルームは陸軍を中心、ましてやハン遠征軍に海軍戦力は付随していなかった。ヤマトが大洋を城壁としてルームに対して海上防衛を徹底したならば、ルームの侵攻は大いに遅延しただろう、あるいはヤマトから手を引いた可能性すらある」
 確かにそれはあり得たかもしれない未来の一つだ。当時、その点を訴えルームに対して徹底抗戦を主張したヤマト人も中にはいたのだ。だが、そのような意見は極少数だった。大多数のヤマト人はハンを征服したルームを恐れた、いや、むしろ……。
「貴様らヤマト人は、ルームへの対抗を諦めたのではない、これを積極的に歓迎したのだ。違うか、ハヤシ中佐よ」
「……おっしゃるとおりであります。ポンペイウス様」
 ルームがヤマトを属州とした暁には、統治政策において優遇措置を取る。ルームから来た使者がそのような知らせを携えてきたとき、ヤマトの上層部は侮辱されたと怒りを覚えるどころか、狂喜乱舞したのだ。
巨大な国家の一部になれる、それも宗主国であったハンより優遇される形で。ヤマトの上層部はその誘惑に屈した。民族の誇りなどあったものではない。
「ヤマト民族とは奴隷に相応しい人種なのだ。ルームがヤマトを優遇するのもそれが理由よ」
 俺を冷侮する視線が向けられる。
 なるほど、生粋の武人であるポンペイウスの感性からすると無抵抗で膝を屈したヤマトの歴史は受け入れがたいらしい。だが、特に反論はない。概ね正しいことを言っていると思ったし、その上で、だからどうしたとも思うのだ。
 ポンペイウスは俺の様子を観察していたが、俺として特に激しい反応を示す理由もない、次の彼の言葉を待つ。
「やはり、お前は思った通りの人物のようだ」
ポンペイウスは不思議な口調で言った。軽蔑の感情が含まれている、がそればかりではない。
「お前は小人だ。しかし警戒を要する」
 ポンペイウスの言葉に、肌が粟立った。慌てて言い募る。
「閣下の言う通り小官は小人であります。ポンペイウス様が警戒する必要はございません」
「お前は誇りを持たない、その点においてジャオジュンとは違う。あの中尉が故郷を貶める言葉を吐くとき、魂が焦げる音を確かに聞いたぞ。しかし、お前は本心からヤマトなどどうでもいいと思っている」
 ジャオジュンへの言及はともかく、俺個人に関してはポンペイウスの指摘は間違っていない。
「しかし生存欲求だけは強い。そういう人種はたまにいる。そういったやつらは自分の生のためなら何だってするものだ。昨日まで従っていた旗を焼くことを躊躇わず、命を狙っていたはずの怨敵にぬかずくことも苦にしない」
「……そのようなことはございません。ルーム以外の旗を仰ぐなどありえない話です」
 一応弁解するが我ながら説得力に欠ける語調だった。
 ポンペイウスはさっと手を振った。
「もう良い、出て行け。これ以上お前と話す気にはなれぬ」
 俺は立ちあがり一揖すると部屋を辞そうとした。背中から声がかかる。
「ジャオジュンが体を差し出そうとしたのを叱ったそうだな。それだけは褒めてやる」
 ポンペイウスは腕を組んで外を見ていた。
 そうして、俺はルームを代表する巨人と別れた。

 ルームに戻るため俺たちはヒスパニア東南の軍港を目指す。乗船許可はポンペイウスの秘書から取り付けていた。
 俺はポンペイウスとの会見を思い出していた。
『お前は小人だ。しかし警戒を要する。しかし生存欲求だけは強い。そういう人種はたまにいる。そういったやつらは自分の生のためなら何だってする』
 俺の人間性をあえて言語化するのなら、確かにそんなところだろう。ポンペイウスの観察眼は概ね正しい。だがな、巨人よ。俺にだって我と我が身より大切なものがある。たった一つだが。俺はそれと共にヤマトに帰り、平穏な暮らしを手に入れるのだ。
「中佐、よろしいでしょうか」
 考え事をしていて気づかなかったが、ジャオジュンが俺の傍に馬を寄せていた。
「なんだ、中尉」
 ジャオジュンは彼女にしては珍しく、一瞬ためらう素振りを見せたが、俺の耳に口元を寄せた。
「小官は中佐がヒスパニア総督に献上されたヤマト刀を取り返しに行く準備があります。どうかご命令を」
 意外な申し出に俺はまじまじとジャオジュンの顔を見た。
「貴官がそのようなことを具申するとはな。どういう風の吹き回しだ」
「中佐はおっしゃいました。ヤマト刀は民族的な誇りだと。それを奪われたままというのは、部下として見過ごしておけません」
 ジャオジュンは妙に熱心な顔付きをしていた。俺はもしかすると彼女の素顔を初めて見たのかもしれない。
 彼女が俺に媚を売る目的でこんなことを言っているとは思わなかった。違う属州の出身だというのにこの女は俺の誇りを尊重している。そんな彼女が本気でハン民族の誇りを失ったとは思えない。きっとポンペイウスの言う通りなのだ、こいつのハンへの思い入れは生半なものではないのだろう。
「なるほど、有難い話だ。だがな、中尉よ。そこまで俺の誇りを尊重してくれるなら、お前が体を差し出すといった時の俺の気持ちも理解できるだろう?」
 ジャオジュンの顔が凍り付く。
「ヤマト刀を取り戻す必要はない。急ぎルームに帰還するぞ中尉」
 俺は馬を早足にさせ、中尉と距離を取った。俺は出身地に愛着などないが他人にもそうあれと言う気はない。むしろ祖国に義務を持つ者を尊敬する。
 だが、これ以上、彼女の内面に踏み込む気はない。彼女と俺とは根本的なところで人間が違うのだ。分かり合う努力する必要があるとは思えなかったし、仮に彼女を理解したとしたら……かえって仕事がしづらくなるのでは、そう思ったからだ。俺は小人としての分際を弁える、深く他人と結びつく気はない。
 俺はルームに帰りアプレイウスと合流することを考えた。彼の鼻持ちならない態度を思い出す。ジャオジュンより奴の方がよほど付き合いやすそうだ。俺は溜息をついて馬の手綱を取った。

── 第21章 了 ──

読んでくれてありがとう。良かったら作者にスキを送ろう。

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