第3話
休日、郊外ショッピングモールへ向か
う道中
アイナ母「それで、まだ続けてるの?」
アイナ「え?」
アイナ母「絵も音楽もいいけど、勉強して
る?うちお金ないから、ある程度成績良く
して良い会社入ってね。大学なんて行けな
いから」
アイナ「(顔が引き攣りつつ)うん…………
うん」
アイナ父「好きにやらせりゃあ良いんじゃな
いか?」
アイナ母「だめよ、この子にはちゃんと言わ
ないと」
アイナ「………………」
メル「……きて…………起きて!」
アイナ「あ…………ん?あれ」
メル「大丈夫?魘されてたけど」
アイナ「……平気」
メル「はい、これ(ペットボトル渡す)水飲
んで?」
アイナ「……うん(受け取り足の上に置
く)」
ロイ「疲れているんだろう?やはり無理しな
い方が」
アイナ「違う、大丈夫」
エト「……(バックミラー越しにアイナを見
る)」
ロイ「あの辺り空いていそうだな、そろそろ
着くぞ」
メル「今日は楽しも!ね?」
アイナ「うん……」
○ショッピングモール内
ロイ「初めて来たな」
エト「俺も、昔来た気がするけど、あんまり
覚えてない」
メル「さすがだなあ……」
アイナ「……(後ろを着いていきながら
ぼーっとしている)」
ロイ「さて、先にどこへ行こうか」
メル「時間的には〜……お昼は戦場だから
ね、そろそろ行った方がいいかも!」
ロイ「では向かおう、昼食はどこで済ませ
る?」
メル「あそこ行きたいの!フードコート!み
んな食べたいもの違うだろうし、席取っ
ちゃえばこっちのもんだからね!」
エト「空いてるかな」
メル「どうだろ……昼前ってすごいからな
あ、とりあえず行ってみよっか!」
× × ×
○メル先導でフードコートに着く
メル「ありゃーやっぱ人多いな」
ロイ「ふむ、これがフードコートか」
エト「なんか、ちょっと懐かしい」
メル「なんかすごいね、この歳までフード
コート知らないなんて……」
アイナ「そんな人がいるなんてね」
ロイ「うむ……普段は外食ばかりだったから
な」
メル「レストランで豪勢なもの食べてたんだ
ろうなあ」
エト「育ちが違う感じ」
ロイ「……コンビニなら通ってたぞ」
アイナ「珍しくもなんともないけどね」
メル「あはは!面白いなあ!とりあえずさ、
ほら!4人分空いてるとこ探さなきゃ!」
フードコート内を歩き、端の方に見つける
メル「ちょうどいいね!ここにしよ!」
エト「(荷物置きながら)どうするの?」
アイナ「あたしさっき食べたいのあったか
ら、先行っていい?」
メル「じゃああたしも行く!二人は?」
エト「待ってる」
ロイ「そうだな、僕の方はまだ仕組みが理解
出来ていない。エトに教えてもらうとしよ
う」
メル「おっけー!じゃあ行こ!(アイナの手
を握る)」
アイナ「ちょっと!もう、なんであんたがつ
いてくるのよ!」
○フードコート、パスタ専門店「sophi
a」前
アイナ「なんでよもう」
メル「だって、JKひとりで歩かせる訳には
行かないかなーって!」
アイナ「一人で行けるわよ!」
メル「ほら、最近物騒だから〜」
アイナ「わかるけどわかんない!」
メル「それにほら、あたし隣のとこ行きた
かったし!」
アイナ「……はあ😮💨」
二人の注文が終わり、席へ戻る。
一方、二人が注文へ行っている間
ロイ「(周囲を見回しながら)商店街のよう
で、どこか違うな」
エト「うん」
ロイ「エトは何にするか決めているのか?」
エト「……分からない」
ロイ「そうか。今の気分なら……(遠くの店
をざっと見回して)麺類か、定食か……ふ
む、悩ましい」
エト「二人は……(客たちの中2人を見つけ
て)パスタにしたのかな」
ロイ「パスタもいいな。だが……ふむ、どう
しようか」
エト「……俺は、ロイさんと同じでいいよ」
ロイ「そうか?」
エト「うん」
ロイ「……それが君の意思なのならば尊重し
よう。であれば、責任重大だな」
エト「😲…………☺️」
ロイ「ふたりが戻ってきた際にすぐに食べら
れるものがいいが……」
エト「多分、どっちみち待つことにはなると
思う。お客さん多いし」
ロイ「そうか……ならば、あの(うどん屋
「丸熊製麺」を指さしながら)うどん屋は
どうだ?」
エト「いいと思う」
ロイ「エトは行ったことあるか?あの店は」
エト「ううん、ないと思う」
ロイ「そうか。ならばちょうどいい、後で共
に行こうか」
エト「うん」
ふたりが戻ってくる
メル「ただいまー!」
アイナ「ほら、さっさとしなさいよ。こっち
もまた行かなきゃなんだから」
ロイ「そうか。分かった、では行ってこよ
う」
エト「うん」
メル「行ってらっしゃーい!」
少ししてアイナのブザーが鳴る
アイナ「あ、あたし行かなきゃ」
メル「あたしm
アイナ「じゃあ留守番よろしくね」(そそく
さと立ち去る)
メル「(´・ω・`)」
メルはスマホで例の動画のコメント欄
を見ながら待機しているとメルのブ
ザーも鳴る
ロイ「おや」
メル「あ!二人とも来た!ごめん!あたしも
ちょっと行ってくるね!」
ロイ「分かった。なら待っていよう」
入れ違うようにメルは立ち去る
ロイ「しかしここは忙しないな」
エト「だんだん人増えてきたし」
ロイ「うむ。それにしても、良いものを選ん
だな。美味そうだ」
エト「うん……☺️」
アイナとメルが戻ってきて……
メル「ごめんね〜!お待たせ!」
アイナ「早く食べましょー……てか、うどん
なのに待ってたわけ?」
ロイ「せっかく四人で来たのだから、待たな
いわけがないだろう」
アイナ「律儀ねー」
メル「じゃ〜いただきまーす!🙏」
ロイ・エト・アイナ「いただきます/いただ
きます/いただきまーす」
× × ×
メル「美味しかった〜!」
ロイ「ああ、美味かった」
エト「(頷く)」
アイナ「どうすんの?次」
メル「みんなそれぞれ行きたいとこある感
じ?今日アイナちゃんの機材買って帰るな
ら最後の方がいいかなーって思ったけど」
アイナ「そんなでかいもの買わないでしょ」
ロイ「買うならば良いものを買わないとな」
アイナ「……親に何言われるかわかんない
し……」
ロイ「やはり僕が説得するべきか」
メル「目がマジじゃんwまあでもアイナちゃ
んの意思が大事だよ。どうしたい?」
アイナ「っ……でも」
ロイ「僕も親が気に食わない。だからこそ、
反逆の狼煙を」
エト「……周りから何を言われても、枷と
か、呪いみたいになるんだよね、親の言葉
とか態度って」
アイナ「……」
ロイ「正論を言って人を動かそうとする者
は、善意である場合が多い。だからこそ厄
介だ。アイナ、今は君の意思が尊重される
べきだ。機材ならばあの家に置いておけば
良いだろうし、使いたい機材があるだろ
う?前にも言ったが、僕は君のような才能
のある者が環境を改善しづらい状態にあっ
て埋もれてしまうのは非常に悲しいと思
う」
アイナ「…………あ、あたしだって、液タブ
欲しいし、パソコン欲しいし、曲作るソフ
トとか、新しいスマホだって欲しい
し、……でもっ」
ロイ「それでいい。僕が全て用意しよう」
アイナ「はぁ⁉️」
メル「ひゅーひゅー!かっこいー!さすが王
子〜!」
ロイ「王子?」
エト「ふふ☺️」
アイナ「(赤面して口をぱくぱくさせる)
あ、あんた、正気⁉️いくらかかるか分
かってんの⁉️」
ロイ「ああ、問題無い。貯金ならある」
アイナ「こわ……」
メル「貯金のレベルなのかなそれ😂総額考え
たらあたしの活動資金より高いん
じゃ……?」
エト「でも、サイズとか、容量によって違う
よね」
ロイ「そうだな。まあ、今日決めきる必要も
無いだろうが、他に行きたい場所がないの
であれば向かうとするか」
○電気屋にて
メル「いつ来てもワクワクしちゃうな〜!」
アイナ「ほんとに高いものなんていらないか
らねっ⁉️」
ロイ「初めの投資は重要だ。君はただ欲しい
と思うもの、使い続けたいと思うものを選
べばいい」
アイナ「うぅ、でも」
メル「分かるよ……(アイナの肩に手を置い
て)でもやっぱりさ、ちゃんとした機材使
えば化けると思うんだ、それにほら、め
ちゃくちゃテンション上がるじゃん!」
アイナ「……まあ……?まあ、分かるけ
ど……」
メル「とりあえず〜アイナちゃん、選ぼ!
(アイナの手を引く)」
アイナ「はっ、ちょっと!」
ロイ「おや、二人は?」
エト「向こうのパソコンのとこの……」
ロイ「ふっ……なんだかあの二人は姉妹のよ
うだな」
エト「そうですね☺️」
○パソコン、その周辺機器の置かれたエリア
メル「やっぱこういうのってさ、ノートパソ
コンよりデスクトップの方が良いよね〜」
アイナ「そうなの?」
メル「ノートパソコンだと容量気になるのも
そうだけど場合によっちゃあ姿勢悪くなる
しね、あたしはデスクトップ使ってるよ!
あっ、折角だし資料提示用の液晶画面も
買ってもらったらどう⁉️」
アイナ「🤨……なんか図々しいというかなん
というか」
メル「えー?こんな機会滅多にないんだし
さ!それにあって困るものじゃないし、ま
あ要らないならいらないでいいと思うけ
ど、せめてお絵描きできる機材最低限揃え
た方が良くない?」
アイナ「まあ分かるけど、そもそも人の金だ
からね??」
メル「人のって言うかロイくんのお金で、ロ
イくんが買ってあげる〜って言ってるんだ
し、ね?☺️」
アイナ「うーん」
ロイ「気が進まないか?」
アイナ「え?うーん、なんというか……」
○回想
アイナ母「えー?これ買うの?」
幼いアイナ「だめ?」
アイナ母「これだったら父さんの使った
ら?」
幼いアイナ「……でも」
アイナ父「買ってやれば良いじゃないか」
アイナ母「じゃああなたが出してね?」
アイナ父「……俺の使うか?アイナ」
幼いアイナ「……なんで?」
アイナ母「だって持ってるじゃない、同じの
何個も!」
幼いアイナ「もってないよ」
アイナ父「アイナ、もう諦めなさい」
幼いアイナ「……(どうして?たかいから
かってくれないのかな……?じゃあ、とう
さんのでいっか……)」
○回想終了
アイナ「………………やっぱり、いいよ」
ロイ「なら、僕がこれから買うものをアイナ
に貸し出すという形はどうだ?」
アイナ「え?」
メル「お〜!」
ロイ「あくまでも僕の所有物を貸し出してい
る、という形にすれば納得出来るか?」
アイナ「っ……………………それ、なら……
まあ……」
ロイ「ならばそうしよう」
メル「デスクトップの方がいいかなーとか、
資料提示用の液晶画面も良いよねーとか話
してたんだけど、どう思う?」
ロイ「あって困らないだろう。これなんてど
うだ?」
アイナ「(エ⁉️🫨うわ、まじ……?これ
使っていいって言うの?正気??値段見な
いようにしよ……怖……金持ち怖……)」
ロイ「アイナ、キーボードも選ぶか?」
アイナ「え?選べるの?」
ロイ「繋げればどれでも使えるぞ。カスタマ
イズも出来るしな」
アイナ「え⁉️すご……え、でも」
ロイ「使うのはアイナ自身なのだから、好き
なものを選べばいい」
アイナ「……うん!じゃあ、これ可愛いから
これとか、あ!ねえこれもいい?」
ロイ「勿論だとも」
メル「☺️☺️☺️☺️」
エト「ハムスターマウス……」
メル「ぷりけつ可愛いねぇ☺️☺️☺️あた
しも欲しくなってきたなあーあたしも買っ
ちゃおっかな!」
エト「良いと思う」
ロイ「お揃いにしてみたらどうだ?」
メル「それ最高!アイナちゃんおそろっちし
よ!」
アイナ「はっ⁉️え、ま、まあいいけ
ど……」
デスクトップパソコン、キーボード、マウ
ス、ついでにマウスパッドも購入
ロイ「一度車に戻るか」
メル「あとは液タブとースマホだっけ?あ、
タブレットとかもどう?」
ロイ「出先でも描ける方が良いだろうしな」
アイナ「え?いや、あたしは別に……てかス
マホもいいって!」
ロイ「遠慮は必要ない」
アイナ「遠慮の問題かしらこれ」
メル「家にいる間は古い方使えばバレないバ
レない!」
アイナ「楽観的ね……」
エト「俺が車に運んでこようか?ついでに留
守番しとくよ」
メル「あ、じゃああたしも手伝う!じゃあ二
人はお買い物続きしててよ!」
アイナ「はっ⁉️ちょっと」
ロイ「分かった。では鍵を渡しておこうか」
エト「(ロイから車の鍵を受け取る)うん、
じゃあ行ってくる」
メル「車で待ってるからね〜❣️」
アイナ「(何も言えず放心)ウソ……エ?」
ロイ「まあ、エトひとりで運ぶよりメルがい
た方がいくらか楽だろう」
アイナ「(そういう問題⁉️もしかしてこの
人鈍感だったりしないわよね??)」
× × ×
○スマホショップに来た二人
ロイ「ふむ……最新機種でいいだろうか」
アイナ「サイシンキシュ……?」
ロイ「この機種はカメラもかなり優れている
し、使い易い方だろうが、どうだろう
か?」
アイナ「エット……あたしはその、よく分か
んない、いちばん安いスマホ使ってるか
ら……」
ロイ「そうか、なら僕に任せてもらえる
か?」
アイナ「……まあ、どっちみちあんたが出し
てくれるんだもんね……?」
ロイ「ああ☺️ケースも後で選ぼう」
契約諸々終わり……
アイナ「……ほんとにいちばん高いやつじゃ
ん」
ロイ「少し時間が掛かるらしいな、この間に
液タブ見に行くか」
アイナ「う、うん」
ロイ「絵を描くのに適したタブレットなら該
当のサイトで買った方が良いのではないか
と聞いたが……ふむ」
アイナ「別にいいのに……」
ロイ「僕としては、今の君の状態はかなり勿
体ないと感じている。だからこそ、最高の
環境でその才能をフルに活用してもらいた
い。そのための投資だ」
アイナ「投資ねぇ……」
ロイ「言葉は悪く聞こえてしまうかもしれな
いが、君の居場所は僕たちだ。そこを間違
えるな」
アイナ「😳………………ウン……(さらっ
と、さらっといいやがってぇ……‼️ほん
と、こういうとこ、かっこよすぎるっムリ
ッこんの完璧王子が……‼️)」
○電気屋に戻ると……
アイナ「案外大きいのね」
ロイ「このサイズではなかったか」
アイナ「さすがに広すぎて……もうちょっと
小さくていいんだけど……」
ロイ「ならばこのくらいのサイズはどうだろ
うか」
アイナ「Mサイズ?ちょうど良さそうね、て
かこっちの方が断然安いじゃない!まだ
こっちの方が……いやでも高いけど!」
ロイ「ならばこれにしよう。ソフトも選ぶ
か」
アイナ「無料のやつでもいいけど……」
中くらいサイズの液タブとお絵描きソ
フト購入
ついでにスマホショップに戻りスマホ
と共にタブレットも購入した二人
アイナ「…………って、爆買いしすぎで
しょ!一日で買っていい金額じゃないわ
よ!しかも全部機材、レシート見ないよう
にしてたけど……何よバグりすぎよ!金銭
感覚が!」
ロイ「初めの資金繰りがいちばん面倒なとこ
ろ、この僕のカードですぐに手に入れるこ
とができたのだから、これは好機と利用す
べきことだと思うが((⚯🤏)メガネク
イッ)」
アイナ「もうちょっと桁が違ければそうなっ
てたかもね!!」
○駐車場へ
ロイ「戻ったぞ」
メル「おっかえり〜!どうだった?」
アイナ「……なんか、色々買ってたわ
ね……」
ロイ「当たり前だ」
エト「すごいね」
アイナ「ほんとに、どうしたらこんなにバ
グった金銭感覚が身につくのかしら……」
メル「庶民派としてやっぱりおかしいとは思
うけども!ロイくんの良さだよね❣️
よっ!さすがリーダー!」
ロイ「まあな」
アイナ「そこ肯定するのね??」
エト「ふふ🤭」
ロイ「とりあえず、戻るか。拠点へ」
○道中
メル「機材置くの手伝うからね!」
アイナ「う、うん(そわそわ)」
エト「なんかこういうの初めて見たかも」
メル「仕事でこういうのなかったの?」
エト「バラエティで買いに行ったりとかは
あったかな、でも持ち帰ることがなかった
から」
アイナ「あんたの親ってそういうのも決めて
たの?」
エト「うーん……決めてたというか、あの人
が言うには、自分がいれば、他に何もいら
ないよね、って感じ」
アイナ「うわー……」
メル「毒親レベル100って感じだね」
ロイ「まあ、暴走してしまったところを見る
に病気だったんだろう。誰かに頼れていれ
ば、あるいは……こうなる前に、僕が助け
出せていればな」
エト「ロイさんは、気にかけてくれてました
もんね。それで充分でした……救われるな
んて思ってなかったし」
メル「しんどい😭😭エトくんもあたしの弟に
なって😭😭😭うちおいで😭😭😭」
アイナ「あんたそればっかりね😮💨」
ロイ「メルの親はどんな人なんだろうな」
メル「あ!そうそう!ちょうど明日本格的に
引っ越してこようと思うんだけど、機材と
か諸々さ、母さんに手伝ってもらおっか
な!って!みんなは来れそう?」
ロイ「問題無い」
エト「それなら、俺も手伝おうか?」
メル「やったぁ!じゃあ明日一緒にあたしの
家行こ!二人は?」
アイナ「あたし行ったって何も出来ないし」
ロイ「僕は問題ないが」
メル「えーんアイナちゃん置いて行きたく
なーい!ついてきて〜🥺🥺」
アイナ「あたしはりばふぉるハウスでお絵描
きしてるからいーの!」
メル「‼️りばふぉるハウス🥹🥹🥹🥹🥹」
アイナ「顔うるさい💢」
ロイ「☺️」
エト「じゃあ、今日帰ったらセッティングし
なきゃね」
アイナ「そうよ、終わったら早速描くんだか
ら!」
メル「えへぇ……ニヤケが止まんない☺️☺
️☺️☺️」
アイナ「全くもう……」
○秘密基地にて
ロイ「……さて、部屋はまだ決めていなかっ
たな」
アイナ「エトとメルは決まってんだっけ?」
ロイ「エトは角部屋がいいそうで、そこで寝
泊まりしているようだ。メルは防音室とそ
の隣室を使う予定だそうだ」
アイナ「ふーん」
ロイ「アイナはどうしたい?」
アイナ「うーん……あっ」
ロイ「?どうした?」
アイナ「なんか、絵の具のあとが残ってると
かなんとかって」
ロイ「ああ、あの部屋がいいか?」
アイナ「うん」
ロイ「分かった。案内しよう」
エトの部屋の向かい側の部屋
ロイ「ここだ」
アイナ「……!(すごい、ずっと絵の具の匂
いがする……窓の前で絵を描いてたのかし
ら?その周りがすごい絵の具まみれ……夢
中で描いてたのね、いいなあ……)」
ロイ「扉の隣の空間にアルコーブベッドとク
ローゼットもある。コンセントは二箇所、
机は別の部屋から持ってこなければない
が」
アイナ「ここがいい!」
ロイ「☺️……ああ、そうだな。今日からこ
こが、君の部屋だ」
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。