第32話 どっちも好き
昼下がりの学生会館は、学生達に溢れてざわめいている。
窓から差し込む秋の日差しが、ガラス越しに優しく温める一角に、プラネットランドのメンバーが、資料や機材を机に並べて打ち合わせをしていた。
「やっぱりここか、みんな揃っているね」
「忙しいところ、お邪魔していいかな?」
メンバーが視線を向けると、そこには久島が、さらに両脇に河瀬と安積の姿があった。
二人に促されると、一歩前にでた河瀬が頭を下げて口を開く。
「田澤さん、みなさん、本当にありがとうございました」
「おかげで、また試合に出られます」
飾らない、まっすぐな言葉が河瀬の人柄を表している。
杏奈は肩を、震わせはじめた。
「河瀬くん――」
言葉より先に、身体が動いていた。
勢いよく立ち上がると、そのまま河瀬の胸へ飛び込む。
込み上げてくる衝動を、抑えきれなかった。
「河瀬くん、河瀬くん、ごめんね……ごめんなさい」
しがみついて声を震わせる杏奈に河瀬は、完全に固まっていた。
プラネットランドのメンバーたちが、微笑ましく眺める。
唯一聡志だけは、若干顔を引き攣らせているように見えた。
「え、あ、いや、その……田澤さん?」
どうしていいのか分からず、ただ立ち尽くす河瀬に、安積がそっと耳打ちをする。
「(そこで背中に手を回すんだよ)」
久島も反対側から囁く。
「(弓構えだ、ゆ・が・ま・え)」
喉を鳴らして顔を上げると、少し諦めたような表情で口元を上げて頷く聡志と目が合う。
(……弓構え、そうじゃ、弓構えじゃ)
(まずは……足踏み)
しがみついている杏奈をそのままに、まず顔を左に向けると同時に左足を開き、顔を戻して右足も開く。
吹き出しそうになり、口元を抑える安積。
絶句する久島。
「……そこからかよ」
河瀬は慎重に次の動作に移る。
ぼそっと声が漏れた。
「……胴造り(どうづくり)」
河瀬は長く細い呼吸で、背筋を伸ばす。
顔を覆って、その身を震わせる安積。
久島は額を抑えて苦笑いを浮かべる。
メンバー達は、興味深そうに河瀬の動きから目を離さない。
いよいよである。
「ゆ……弓構え」
河瀬は、恐る恐る背中に手を回すと、両肘を張ることで腕が円形になる。
抱きしめる、と言うよりも囲む、と言う表現が適切だろう。
さらに、背中を受け止めるはずの掌の形も、左手は、弓を握る時の手の内。
右手は弓懸(ゆがけ)で弦を掴むように、親指の先に中指の腹を乗せた。
もはや型、弓構えの姿そのものだった。
こらえきれない安積は、その場に膝を折って首を振る。
久島は呆れたように苦笑して、ため息をついた。
「確かにさあ……包み込むように、て習うけど」
なんとなく、胸を撫で下ろす聡志の顔を覗き込んだミナとユズが、同時に視線を交わす。
そして、にやりと笑い、小さな声で、誰にも聞こえないように。
「……なるほどね」
「おもろなってきたやん」
杏奈がようやく河瀬から離れ、場の空気が少し落ち着いたところで、久島が頭を下げた。
「とにかく、本当にお世話になりっぱなしで申し訳ない」
その横で、安積も腕を組んだまま頷く。
「私らには、舞台のことは手伝えることは少ないと思うけど、なんでも言ってね」
その時、瀬良のはずむような軽い声が飛び込んできた。
「あれ? りょうち〜ん、あずみ〜ん、やっほー♪」
ひらひらと手を振りながら、当然のように輪の中へ入ってくる。
田﨑も隣で会釈をした。
次の瞬間。
安積の雰囲気が、がらりと変わった。
「きらり〜ん♪」
さっきまでの毅然とした雰囲気が消え失せ、声のトーンが何段も上がり、語尾も緩やかになって行く。
「さっきなんだけどさ、ウチの後輩まじヤバすぎなんですけど〜♪」
「え、なになに? ちょマジ何があったの?」
あっけに取られるメンバー達と、ため息をこぼす田﨑。
河瀬が、目を丸くしたまま久島を向くと、苦い顔になった。
「……瀬良のあれは役作りだ、だが安積は……」
「普段は立場があるから隠してるが、本来は、正真正銘のゴリゴリだ」
その言葉に、安積がぴくりと反応する。
「了〜、余計なこと、言いっこなしっしょ♪」
「あんたなんて、レイヤーじゃんよ♪」
久島が青ざめて固まった。
「おい……お前、今それ、おい〜」
その一言に、ミナが即座に反応した。
「……久島さん、その衣装って?」
「……自分で、作ってます」
短い答えに、ミナの目がさらに輝く。
「写真って、ありますか?」
「はは、あいにく写真は、撮らない主義でね」
すると次の瞬間。
「ほいっ!」
瀬良がスマホを突き出すと、画面に映し出されているのは、ゲームキャラクターの衣装をまとった男女の写真。
細部までしっかり作り込まれ、写真から窺える質感も、もはや素人の域ではなかった。
「きらりん! やめなさい」
思わず声を上げる久島をよそに、ミナが、画面にぐっと顔を寄せる。
「すごい……完全に10のあのふたり、これが久島さんの物語なんですね」
「……はは、うまいこと言うね」
「あれ? この召喚士、よく見たら被服サークルの、春川さん」
ミナがプロジェクトPLにも参加している春川の姿に気づくと、安積がにやりと笑う。
「そだよ♪」
安積が、肩をすくめるようにして口を開いた。
「そもそもさ、春川ちゃんをその道に引き込んだの、了だかんね♪」
「ちなみに、二人のメイクしたのウチ〜♪」
自分を指差してさらっと言った。
場の視線が一斉に久島へ集まると、言葉を失い、わずかに視線を逸らした。
「……それは、まあ、否定はしないが」
ミナが久島に詰め寄り始めた。
「その衣装、お借りできませんか?」
「え? でも全部版権ものだよ? まずいでしょ?」
「もちろん、改造させていただきますけど」
「一から作ることを考えたら、かなり時間短縮になりますから」
「……それ、もはや貸し借りじゃないよね?」
全員の視線が集まり、逃げ場を失う。
すると安積が、横から軽く笑った。
「観念しなよ〜、さっきなんでも手伝うって言ったばっかじゃん♪」
「また、新しいの作ったらいいっしょ♪」
久島は、小さく息を吐き、観念したように肩を落とす。
「わかった、わかりましたよ」
ミナの目が輝いた。
すると瀬良が、安積を見ながらふっと口元を緩める。
「……あずみんだって、イケんじゃね?」
その一言に、安積がきょとんと目を瞬く。
「何を?」
「ウチは来月末までリーグ戦があって、動けないよ?」
だが、杏奈がすぐに口を挟んだ。
「公演は再来月なんです」
安積はそこで少しだけ言葉を止めると、視線を上に向け、ゆっくりと皆を見回した。
「……けど、私に何を期待してんの?」
瀬良が、にやっと笑う。
「メイク」
「……あ、なるほどね♪」
ユズが、すかさず乗っかる。
「確かに安積さん、今のナチュラルな感じ、バッチリですもんね」
瀬良が、追い打ちをかけるように肩をすくめた。
「コスメ揃えるためにバイトしてる人だから」
少しだけ悩むように視線を落とした安積だったが、すぐに顔を上げて微笑んだ。
「……それなら、手伝わせてくれますか?」
峯岸が、すぐに大きく頷く。
「もちろんですよ」
久島も腕を組んだまま、少しだけ口元を緩めた。
「まあ、卒業前の思い出作りには丁度いいかもな」
その直後、二人は真剣な顔に戻して河瀬に視線を移すと、河瀬の背筋が反射的に伸びた。
久島が、低い声で静かに続ける。
「お前、さっきまで何も見なかったよな?」
安積も、すぐ横から畳みかける。
「何も聞いてないよね?」
「え? いや、あの」
今度はぴたりと揃う。
「見てないよね!?」
「は、はい! 何も見てない、聞いてません」
その返答に、ふっと笑いがこぼれた。
重たかった空気が、少しずつほどけていく。
河瀬はその場に立ったまま、視線を杏奈に向けた。
(主将も安積さんもええな、役に立てるもんがあって)
(俺も、田澤さんに恩返ししたいんじゃけどな)
その瞬間、顔を上げた杏奈と目が合うと、明るい笑顔が返ってくる。
「河瀬くんは、しっかりリーグ戦頑張りんさいね」
「ほいで、青島さんと勝負じゃね」
河瀬は一度だけ息を吸って、小さく頷いた。
「そうじゃな」
そのやりとりを見ていた久島が、思わずポツリと呟いた。
「う〜ん、方言女子……かわいいなあ」
すると、また全員の視線が集まる。
我に返り、あたふたし始めると、ユズが、にっこり笑って口を開く。
「ほんまですか? せやったら、ウチ、自信持てます」
「君の場合は……方言、になるのかな?」
すると、安積がニヤリと笑った。
「んだもしたん!」
「おはんのそげんこつ話、初耳じゃっとよ?」
今度は安積に視線が集まる。
「ウチ、かごんま出身なんだよ♪」
「方言おごじょ、わっぜ、もじょかか?」
ミナが目を丸くした。
「……なんて、言ったんですか?」
「方言女子、めっちゃかわいい?だよ♪」
目を閉じて黙る久島。
宮坂が、眼鏡を直しながらポツリと呟いた。
「……引き出しの多い人だ」
聡志がそっと峯岸を見ると、苦笑いで返される。
「フタバは……杏奈と安積さん、どっちのカテゴリーに入る方言女子かな?」
「もうひとつの頂点やな、三人でトライアングルになってまうで」
二人が顔を見合わせて吹き出し合うと、聡志が黙って峯岸の肩に手を置いた。
すると、河瀬が申し訳なさそうに呟く。
「ほじゃけど、俺も何かの役に立てたらええんじゃけど」
顔を向けた聡志が、にこりと微笑む。
「それじゃあ、今日の練習、見学したいな」
聡志の視線が、久島へ移った。
「いいですか?」
「もちろん、歓迎するよ」
聡志は、そのまま言葉を重ねる。
「弓道って、神経研ぎ澄ますイメージがあるからさ」
「そういうの、体感したいんだよ」
「河瀬くんの練習してる姿、見せてよ」
河瀬はすぐに背筋を伸ばす。
「は、はい!よろしくお願いします」
その場は、和やかな雰囲気のまま解散となり、瀬良と田﨑が一足早く、学生会館の外に出ると表情を変えた。
「……本当に、お一人で大丈夫ですか?瀬良さん」
瀬良は、それまでのギャルのキャラクターを消して、真面目に答える。
「デリケートな問題だからね、他の人は詳しいことは誰も知らない」
「そうじゃないと、あの子、帰って来れないでしょう?」
「……一人で背負わせて、申し訳ありません」
瀬良は田﨑の顔の前で、掌を広げた。
「雅音くん、それは違うよ」
「今、一人で背負ってるのは……あの子なんだからね」
「はい、そうですね」
頷いた田﨑を残し、瀬良がゆっくりと歩き始めた。
弓道場では、プラネットランドのメンバーが、道場内の畳スペースに集まっていた。
真正面から射位の様子が一望できる。
静謐な空間に自然と全員の背筋が伸びた。
やがて、実戦形式の練習がはじまり、最初の立ちの先頭、大前に立つのは、河瀬だった。
無駄のない動きで、静かに歩み出る。
迷いがない、流れるような体配で射位につく。
その一連の動作に、誰も言葉を発することができない。
河瀬が、矢をつがえた瞬間。
空気が変わった。
射と、呼吸と、間だけがある。
そして――
河瀬の目つきから、柔らかさが消え、鋭さがまして行く。
的以外を視界から排除したかのように、集中していくのがわかった。
正面でそれを見ていた聡志が、小さく息を呑む。
(すげえ、さっきまでの爽やかな目つきとは別人だ)
(いや、同じ河瀬くんだ、だけど……)
息を飲んで見つめる一同からは、なんの声も聞こえない。
会に入る河瀬。
精密に水平を保ったまま微動だにしない。
数秒の時間に緊張が籠り、時間が止まったかのように感じられた。
矢が放たれる。
乾いた弦音が、道場の空気を切り裂き、矢は迷いなく一直線に的中した。
聡志は、息をするのも忘れたように、その姿を見つめている。
(何かが取り憑いたとかじゃない)
(彼は本当に、自分と的しかない世界にいる)
余計な感情は何ひとつない。
周囲から向けられている視線など、今の河瀬の中には存在していない。
(人間、ここまで集中できるのかよ?)
思わず、喉の奥で息を呑む。
他のメンバーたちも、誰ひとり言葉を発することができなかった。
ユズも、ミナも、峯岸も、宮坂も、そして杏奈も、ただただ見入っている。
聡志は、知らず知らずのうちに拳を握っていた。
(俺は、見せることしか考えなかった)
(舞台に立てば、どう見えるか、どう響くか、どう届くか)
(いつだって、相手の目を意識してきた)
(見られること、伝えること)
(それが、自分の立つ場所だった)
河瀬が再び弓を打ち起こす。
(けど、河瀬くんは逆だ)
聡志の喉が、微かに鳴る。
(自分と的、たったそれだけだ)
自分を大きく見せず、精神を極限まで削って、目の前の一点にだけ向かっていく。
やがて、引き分けられた弓が、静かに会の状態へ入る。
またも時間が止まり、空気まで張りつめる。
少しでも音を立てれば、この均衡が壊れてしまいそうだった。
聡志は、その姿から目を逸らせない。
(なのに、なんでこんなに)
次の瞬間、弦音が響く。
矢はまたしても迷いなく的を射抜いた。
(釘付けになるんだよ?)
その思いだけが、聡志の胸の中に、重く残った。
河瀬の立ちが終わると、全員が頷き合い、立ち上がる。
久島が畳スペースの方を振り返った。
「え? もう行くの?」
「最後まで見て行ってくれたらいいのに」
その言葉に、聡志が小さく首を振る。
「いや、これ以上は練習の邪魔になりますし、それに……」
一度、言葉を切り、視線を射場の方へ向けると、河瀬が弓を置き、静かに息を整えていた。
聡志は、その姿を見たまま続けた。
「なんか、すげえ参考……いや、勉強になりました」
「そのイメージが消えないうちに、稽古したいんです」
久島はその表情を見て、小さく頷く。
「そうか、また見学する時は、いつでも言ってくれ」
「ありがとうございます」
道場を出る前に、一人ずつ一礼をする。
最後に杏奈が頭を下げて、顔を上げたそのとき。
河瀬と目が合う。
いつもの穏やかな笑顔が、杏奈に向けられた。
「河瀬くん」
河瀬の片手が上がる。
杏奈はそれ以上は何も言わずに、歩き出した。
あたりがすっかり暗くなった頃。
髪の毛を黒髪にして、紺色のスーツに身を纏った瀬良が、とあるアパートの一室の前に立っていた。
廊下を照らす蛍光灯の明かりの下、迷わず呼び鈴を鳴らす。
しばらくして扉が開かれ、怪訝な顔をした中年男性が現れた。
「……あなたは?」
「私は、六星大演劇部部長の、瀬良と申します」
男性の眉間に皺が刻まれた瞬間、奥から声が聞こえてきた。
「……入ってもろうて、お父さん」
その声を聞いた父親が、瀬良を中に通した。
整然とした部屋の奥には、泣き腫らした目の母親に体を抱かれて呆然とする、広原の姿があった。
部屋に入るなり、床に手をつく。
「この度は、大切なお嬢さんをお守りする立場でありながら、申し訳ありませんでした!」
父親が、苦い顔でため息をこぼした。
「顔を上げてくんないか、歩美からあんたの話は聞いとります」
「感謝こそすれ、とがめるつもりなんてこれっぽっちもねぇですよ」
瀬良が顔を上げると、父親は薄い笑いを浮かべるが、広原を抱く母親の手に力が籠る。
「……けどね、私ら親は、こんな思いをさせるためにこの子を育てたんやねぇ……」
「こんな目に遭わせるために、大学さ送り出したんやねぇんです!」
「こんな所に置いとけねぇ!歩美は新潟に連れて帰ります!」
感情が込められた母親の言葉の後、広原がポツリと言葉を出した。
「……大丈夫っちゃよ、お母さん」
「あったことは、消えんけど、無かったことにはならんけど……今も、すごい怖いけど」
「……ここでしか、学べねぇことあるし」
「部長みたいに、法律のこと、もっと知りたいから、そいで、困ってる人らを、助けたいっちゃ」
「だから……大丈夫らて」
「……歩美」
気丈な声に、母親の目から涙が溢れだした。
父親も声には出さないが、沈痛な面持ちでため息をこぼす。
瀬良の目にも、光るものがあった。
すると、広原が母親の腕を優しく解き、立ち上がると本棚から一冊のファイルを取り、瀬良の元に歩み寄る。
「今日、心療内科でPTSDって診断されました」
「舞台に立って見られること、男の人に囲まれてお芝居することは、今はできないです」
「けど……部は辞めたくないです」
「お芝居……好きやさけ」
差し出されたファイルを受け取り、開いた瀬良の目が見開かれ、瞳が左右に動いた。
「……あなた……これ?」
広原は笑顔を見せた。
「六友祭の舞台を見て……同じ一回生の田澤さんが、あんな物語を書いたことに、びっくりしたんです」
「私も……創作するの、好きだったんで」
「密かに書いていたんです、この道で、部に残りたいです、お願いします」
「歩美、あんた……」
思わず立ちあがろうとした母親を、父親が制し、目を合わせて首を振る。
「瀬良さん……娘を、歩美を、お願いします」
頭を下げる父親の声は震えていた。
母親は、嗚咽を漏らす。
歩美だけが、笑顔で瀬良を見つめていた。
瀬良が歩美の手を取り、潤んだ瞳で笑顔を作った。
「もちろんです」
「広原さん、ううん、歩美ちゃん」
「頼りにしてるからね!」
瀬良は、歩美をそっと、抱き寄せた。
いずみ亭の厨房の奥では、由美加がスマホを手に取り、画面に映ったメッセージを見て、ふっと微笑んだ。
「……これは、ゆきくんに見せたらいけんねえ」
ちらりと、店内の方へ視線を送る。
カウンターの向こうで、幸弘が由美加の自然に気付き顔を上げた。
「なんじゃ?」
由美加は、何でもないように首を振る。
「なんもないわ」
スマホの画面には、杏奈からのメッセージ。
【お母さん、どうしよう?】
【うち、好きな人が二人になってしもうた】
由美加は、もう一度だけその画面を見つめ、静かに、息を吐いた。
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。