第三十話 六~九
楽屋裏の『無為の花園』で、『彼』とアブクドエがようやく向き合う。世界を滅ぼせる無限の力は、法則を憎む男に通じず、『彼』は痛みに歓喜した。そこへ泣きながら笑うレンが飛び込み、光の剣と拳でアブクドエを圧倒する。止めになったのは、ミネガの言葉だった。
最後にリドックが連れてきたのは、高城優里の生まれ変わりの少年。少年に背中を触れられたアブクドエは、溶けるように消えた。敗北を認めたスタンは、カルバの仕込んだ爆弾で吹き飛ぶ。
戦いの後、来幸浜を見下ろす丘では、ザム・ザドルが新しい世界を創る装置を前にしていた。真尋はレンの中に入ったまま、等身大の依り代人形を作ってもらうことにする。凱旋した皇城下公園で、コー・オウジは言った。これぞハッピーエンドですね、と。
( ^ω^)「……最後まで、読んだお」
(´・ω・`)「お疲れさま」
( ^ω^)「『彼』とアブクドエが、やっと向き合ったお」
( ・∀・)「『彼』の名乗りが『名前がないので……』だぞ。で、『笑った方がいいのか。ちょっと待て。笑ってみる』」
ξ゚⊿゚)ξ「かわいいじゃない」
('A`)「その後、頭から腹まで裂かれて『凄くいいっ』だけどな」
( ・∀・)「『池のほとりでコントやってるのは、ちょっと違うと思うんだよなあ』って、突入組もぼやいてたな」
( ^ω^)「そこにレンが飛び込んで、『これは、嬉し泣きです』だお!」
( ^ω^)「真尋からの伝言は『知るかボケッ』だお!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「最高の伝言ね」
(`・ω・´)「止めは、剣でも拳でもなく、ミネガの言葉だったな」
(´・ω・`)「『あなたは今、法則と創造主に反逆する権利を自ら放棄したのですよ』」
(`・ω・´)「……戦士としては、少し複雑だがな」
( ^ω^)「アブクドエの負け方は、うまいと思ったお。……でも、だんだん嫌な予感がしてきたお」
('A`)「謎が回収されないまま終わるんじゃないか、ってやつな」
( ・∀・)「そこにフロウが『お邪魔しまーすっ』で来て、リドックとエスカも一緒だった!ほら、俺の言った通りだろ!!!」
( ^ω^)「アブクドエは、高城優里の生まれ変わりの子に背中を触られて……消えたお」
( ^ω^)「『なんとなく。辛そうだったから』って」
ξ゚⊿゚)ξ「……それだけで、充分だったのよ」
('A`)「で、間奏七で背中を叩かれた件は?」
( ^ω^)「……触れてなかったお」
( ・∀・)「『彼』は『俺を殺してくれる筈だったのに』って、しょんぼりしてたな」
( ^ω^)「スタンも、『次こそは』って言い終わる前に、カルバに爆破されたお」
('A`)「すたーーーん!お前はそんなもんじゃないだろーーーー!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「最後まで不憫だったわね」
( ・∀・)「コー・オウジが『最後に敵の要塞が大爆発するパターンじゃないのかなあ』って言って、本当に爆発させるのな」
( ^ω^)「ラストの場面でザム・ザドルが出てきて、新しい世界を創る装置のケースが開いて……」
('A`)「世界の黒幕が揃い踏みして、中身は見せないのかよ」
( ^ω^)「公園でコー・オウジが『これぞハッピーエンドですね』って言って……」
( ^ω^)「(全編 完)」
( ^ω^)「……え?」
(;^ω^)「これで終わりかお?」
(´・ω・`)「終わりだよ」
(;^ω^)「いやいや……ちょっとこれじゃあ、あまりにも不完全燃焼だお」
(;^ω^)「三割は!?『救い』の依頼は!?リテシア同盟ができた話は!?」
(´・ω・`)「……そういうのは、日を改めて、たっぷり話そうか」
( ^ω^)「……もう一度、一話から読み返しておくお」
※第三十話 ハッピーエンド(接着剤的な) 六~九:https://kakuyomu.jp/works/822139844774640613/episodes/822139844958625084
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(´・ω・`)「まあ各々言いたいことはあるだろうけど、とりあえず締めようか。推したい箇所一つ語ってくれ」
( ・∀・)「一つに絞れるかよ……MUW号の全員集合だな。シリーズを追ってきてよかったって、本気で思えた」
ξ゚⊿゚)ξ「ジオとヴァイレック。……でも推したいのは、『魔術師』の最後の会話なの」
( ^ω^)「新ラブの話じゃないのかお」
ξ゚⊿゚)ξ「繋がってるのよ。負けたヴァイレックが『私はもう、取り返しがつかない』って言って、ジオが『そうかな。取り返しがつかないとは思わない』って返すの。粉々に磨り潰された魂も、いつかは回復するって、レンもリドックも信じてる、って」
(`・ω・´)「……リリーアの魂の話か」
ξ゚⊿゚)ξ「その二人が、新ラブでは並んで呪いと戦ったのよ。……ちょっと泣けるわ」
( ^ω^)「ツンが真面目に語ると調子狂うお」
ξ゚⊿゚)ξ「ぶっ飛ばされてぇか?」
('A`)「俺は峰子が印象に残ってるな。第二部の銃撃から、最後の啖呵まで。若干のインチキさも感じたが」
('A`)「作者の覚書で、峰子のこと『知と美と暴と煮え滾る情熱を併せ持った人中の怪物』って書いてあったしな。その通りだと思うぜ」
(´・ω・`)「作者公認の怪物だね」
(`・ω・´)「俺は、キルマとディンゴだ。同じ覚書に、カイストの一つの原型がキルマで、理想的な戦士のスタンダードがディンゴだと書いてあった」
(`・ω・´)「……二人とも、最後までその通りだった」
(´・ω・`)「僕はスタン・ナバルかな。準備とか計画は入念なのに、ところどころ甘い部分があるように思えて、純粋な悪役だと思えなかった。きちんとした参謀を添えるべきだったね。彼の性格上やらなそうだけど」
( ^ω^)「ブーンは、真尋だお」
( ^ω^)「第一部の『屑野郎共、くたばれ』から、最後の『こんの糞野郎がああっ』まで。真尋は、ずっと真尋だったお」
ξ゚⊿゚)ξ「……分かってるじゃない」
('A`)「……で、言いたいことは山ほどあるんだが」
( ・∀・)「三割」
ξ゚⊿゚)ξ「『救い』」
(`・ω・´)「リテシア同盟ができた話」
( ^ω^)「四千世界の構造とか、ラ・ルークとか委員会とか……まだいろいろあるお!」
(´・ω・`)「それは、次の会にしよう。今日は、読み終えたお祝いだ」
('A`)「……しかし、『次の更新を待つ側だ』とか格好つけてたけどさ。もう、待つものもないんだな」
(´・ω・`)「作者の覚書だと、まだ『彼』の話の『旅人』と、短編が三つか四つ残ってるらしいよ」
('A`)「……なら、まだ待つ側だな」
( ^ω^)「待つのは得意だお。レンなんか、百五億年待ったんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたは三十話積んでただけでしょ」
(;^ω^)「……それも立派な待ちだお」
(´・ω・`)「待っている間にやるから楽しいこともあるよね」
( ^ω^)「次は、物申す会だお」
( ^ω^)ブーンたちは新しいラブソングを読んでいくようです。(完)
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