第5話
○タクシーで移動中……
ロイ「…………(少しでも顔見せに行く
か……)」
着信
ロイ「……(親父……)」
トロイ〈俺を納得させなければ家から出さん
ぞ。再三言っているがな〉
ロイ「……(分かっているくせに、今
更……)」
○秘密基地にて
アイナ「そういえば、スタヘブのハニーとセ
ラに会ったわよ」
メル「え⁉️学校で⁉️」
エト「同じ学校なんだ」
アイナ「そうみたい。急に騒がしくなった
わ……」
メル「テレビと同じ感じなのかな?素も」
エト「あの人たち、結構カメラが無くても明
るい人たちだったかもな……」
メル「会ったことあるの?」
エト「少しだけね、ロイさんも多分会ったこ
とあると思う」
アイナ「意外と身近なのねー」
メル「えーあたしも会いたいなあ」
エト「スターヴォイスフェスで会えると思い
ますけどね」
メル「それもそっか!」
アイナ「もうちょっとやったらあたし帰るわ
ね」
メル「切ない(´•ω•`)」
○スタヘブハウス
ジブリル「あら、お友達が出来たの?」
セラ「うん!多分あの子も音楽やってると思
うんだ!」
オリー「話してないの?」
セラ「直感!」
オリー「ええ……」
ラフィー「いいなぁ、僕も会ってみたいな
あ」
ミシェル「いずれ会えるでしょう、きっと」
ハニー「明日聞いてみればいいんじゃな
い?」
セラ「うん!そうする!😆✨」
ジブリル「よしよし🫳(セラの頭を撫で
る)」
セラ「えへ〜!」
ラフィー「いいなぁー僕も〜!」
ジブリル「順番ね〜☺️」
ミシェル「(スターヴォイスフェス……音楽
の道をゆくものなら、きっとそこ
で……)」
○しばらくして、秘密基地にて
ロイ「……ただいま」
メル「あ!来た!」
ロイ「なんだ?待っていたのか?」
メル「アイナちゃんが来てたんだけどね〜
さっき帰っちゃった😔」
ロイ「そうだったのか。すまないな、あとで
連絡しておこう」
エト「ご飯食べてきます?」
ロイ「いや、問題ない。少し顔出したらすぐ
帰るつもりでね」
メル「忙しいならわざわざ来なくてもいいん
じゃない?」
ロイ「いや、リーダーたるもの、メンバーだ
けに任せる訳にはいかないからな」
メル「さすがイケメン」
エト「あはは…」
ロイ「では、僕はこれで」
メル「ちょっとくらい休んでけばいいの
にー」
ロイ「すまないな、また改めて来よう」
エト「仕方ないですね、お気をつけて」
ロイ「ああ、おやすみ」
メル「おやすみ〜」
ロイ帰宅
メル「…なんか、切羽詰まってるような感
じ」
エト「うん、心配だね」
メル「みんな頑張りすぎだよね〜!君もね‼
️」
エト「あ、あはは」
メル「うーん、どうにかできないかな〜次の
動画も撮りたいじゃんね…あ」
エト「?」
メル「ちょっと、ほんの数秒、動画回してみ
るとかどう?」
エト「うーん…」
メル「さすがに?」
エト「さすがに…」
メル「まあそうか…」
エト「まあでも、動画を撮るハードルを下げ
るという意味では、わからなくはない、か
な?」
メル「うんうん!」
エト「でも、正体不明の、の部分が霞むと思
うかな」
メル「まあ、そうだよね…どうにか集まれる
ときにがんばんなきゃだけど、やっぱり二
人大変そうなのがね」
エト「そうだね、でも、やるしかないかな」
メル「うん…よし!なんかさ、二人だけで
色々考えといて、後で共有するってのはど
う?!」
エト「いいと思う」
メル「よし!じゃあそうしよう!」
× × ×
○紫久間家にて
トロイ「また例の家に行っていたのか」
ロイ「貴方には関係ないでしょう」
トロイ「ふん。認めてないぞ、俺は」
ロイ「…スターヴォイスフェスで証明して見
せましょう。必ず」
トロイ「ほう?言うようになったじゃないか
息子よ」
ロイ「きっとそれでも貴方は認めないので
しょうが」
トロイ「(カフカ、待っていろよ…必ず打ち
倒してやる)」
○羽十波家にて
アイナ母「勉強どうなの? 順調?」
アイナ「うん」
アイナ母「本当? またサボって絵描いてる
んじゃないの?」
アイナ「してるもん」
アイナ母「嘘ばっかり」
アイナ父「まあまあ、どうせテストでわかる
んだからいいじゃないか」
アイナ母「あのねぇ」
アイナ「(信用ないってのも切ないなあ…み
んな誰かに信じてもらえてるのに、あたし
だけ…)」
○自室
アイナ「…はーあ。(ベッドに倒れ込む)つ
まんないの。…勉強したって、やりたいこ
となんて…(絵も、音楽も、全部やりた
い。ここじゃできない。 ……ハウス行こ
うかな、止められるかな)」
深夜…
アイナ「(…バカなの?明日も学校あるの
に…)(忍足で玄関から脱出、ハウスまで
走る)(でも、もう本当に限界、つらい、
あそこにいたい。あそこじゃないとだめな
の…!)」
○りばふぉるハウスに到着
アイナ「ぜぇ…ぜぇ…はぁ…ああ…つい
たぁ…ばかあほぉ…」
メル「ん?あれ!?アイナちゃん!?どうし
たの!?」
アイナ「あ、メル…」
メル「ええ、大丈夫!? こっちおいで!」
アイナ「……あぇ」(涙が溢れ出る)
メル「アイナちゃん!??」
○ハウス内
エト「どうしたの?」
メル「えーんアイナちゃんどうした
の〜〜〜〜!😭」
エト「なんで二人して泣いてるの…?」
アイナ「わかんない!しらないわよ!」
エト「こっちおいで、ホットミルク作るね」
アイナ「うう…」
メル「嫌なこと言われた?つらい?」
アイナ「わかんない」
メル「うんうんそっかよしよし…」
エト「はい、どうぞ。二人とも落ち着いて」
アイナ「ん…(ホットミルク飲み干す)う
まぁ…」
メル「うま〜」
エト「家を抜け出してきたの?」
アイナ「ん…自分でもびっくり」
メル「そっか…よしよし」
アイナ「…」
メル「頭撫でても嫌がらないなんて…ぎゅっ
(アイナをギュッと抱きしめる)」
エト「きっと相当辛かったろうね、もちろん
いていいけど、学校の方はちょっと心配だ
な。どうする?…どうしたい?」
アイナ「どうしようね、スマホ置いてき
ちゃった」
メル「行くにも休むにも連絡した方がいいよ
ね、もう本当にここにいて…一緒に寝よ…
🥺」
アイナ「…絵描きたい」
メル「うんうんいっぱい描きな!」
アイナ「…(力無く立ち上がり部屋へ行
く)」
エト「…(アイナの背中見て静かにため息を
つく)心配だな」
メル「切羽詰まってると言うか、むしろ今ま
で我慢してたものが解放されて、でも親か
らの圧力とかいろいろあって…みたいな」
エト「うん…そうなんだろうね」
メル「大丈夫かな…」
○自室
アイナ「…(無我夢中で一枚描き始める)」
○リビング
メル「一応、連絡しとく?」
エト「連絡?」
メル「ロイくんに…」
エト「寝てないかな」
メル「わかんないけど、でも…」
エト「一応、そうだね。メールくらい」
メル「うん(ロイにメールを送る)」
○紫久間家、ロイ自室
ロイ「…次の曲は…(スマホが振動する)
む、メールか。なんだ……アイナが?…一
大事だな」(上着と車の鍵を持って家を出
る)
○りばふぉるハウス
メル「……なんか、静かだね」
エト「そうだね」
メル「…いっぱい問題抱えてるね、私たち」
エト「うん…」
メル「でも、多分これは、重要なんだと思
う。大事なことで、乗り越えたら、…」
エト「うん…」
メル「…エトくん寝ないの?」
エト「メルさんも」
メル「えへ…アイナちゃんのこと心配だか
ら…」
エト「うん…俺も」
しばらくして
ロイ「アイナは」
メル「ロイくん!?」
エト「(やっぱりくると思った…)」
ロイ「一大事だろう」
メル「イケメンすぎる…」
エト「部屋で絵描いてるよ」
ロイ「わかった。様子を見てこよう」
○アイナ自室
アイナ「………」
ロイ「アイナ……む、寝ているのか」
アイナ「…」
ロイ「……泣いていたか。…(アイナの頭を
軽く撫でる)ずっと孤独に戦っているんだ
な。もっと僕たちを頼って欲しいところだ
が、きっと難しいのだろう。…そろそろ
帰った方がいい(アイナに上着を被せ抱き
上げる)」
○リビング
メル「あら」
エト「どうしたの?」
ロイ「絵を描き上げてそのまま眠ってしまっ
たようだ。保存はしてあるようだったか
ら、もうこのまま実家へ送り届けようか
と」
メル「心配だなあ…」
エト「ついてこうか?」
ロイ「問題ない」
メル「はたから見たらちょっと危ないんだよ
なぁ」
ロイ「そうか?」
メル「あたしがついてくよ、エトくんは先寝
てなよ」
エト「待ってるよ」
メル「ううイケメン…😭」
ロイ「ではアイナを頼む」
メル「うん!」
× × ×
○羽十波家…
アイナ母「アイナ!?なんで、え??あなた
たちは…?」
ロイ「夜分遅くに申し訳ない。僕と彼女は同
じ志をも
メル「一緒に音楽活動してまして!四人で一
緒に活動してるんですけど、活動拠点がこ
こから近いので…あ、アイナちゃんは何も
悪くないんです!あたしが呼んだんです
よ、本当にすみません!」
アイナ母「この子まだ高校生ですよ!?」
ロイ「ええ、本当に申し訳なく
アイナ母「この子勉強しないと思ってたらそ
んなことしてたの!全く、起きたらお説教
ロイ「お母様、アイナさんをそれほど拘束す
るのは何故でしょう」
アイナ母「お母様って…拘束?してないわ
よ。親として当然じゃない、子供の将来が
大事に決まってるもの」
ロイ「なら彼女が一番大事にしているもの、
何かご存知ですか?」
アイナ母「お絵描きじゃないの?いつもして
るじゃない」
ロイ「…」
メル「アイナちゃんにとって絵を描くことっ
て、ずっとずっと大事なことだけど、活動
そのものに意義を見出してると思うんで
す。あたしたちとの活動に、そうじゃない
と夜遅くに、呼ばれたからって来ないです
よ」
アイナ母「…でも」
ロイ「ええ、学業は重要です。僕も学生です
からわかります。ですが、それだけではあ
りません。勉強なら僕が教えられます。少
しの間で構いません、あまり口を出さない
であげてもらえませんか」
アイナ母「…」
メル「お願いします」
アイナ母「……もういいですか?」
ロイ「わかってもらえれb(扉を閉められ
る)…」
メル「窮屈そうだなあ」
ロイ「…」
メル「ロイくん、そういえばきて大丈夫だっ
たの?
ロイ「何がだ」
メル「いや、すぐ帰ってたし」
ロイ「父と話すこともあったからな、メルを
送り届けたら帰るよ」
メル「そっかぁ…」
× × ×
○翌日、羽十波家
アイナ母「ねえ、アイナ」
アイナ「…何?」
アイナ母「あのイケメンと女の子誰?どう
やって知り合ったの?ずっと何してるの?
本当に勉強してるの?ねえ」
アイナ「な、なに、なに?」
アイナ母「どこ行ってたのって聞いてるの」
アイナ「え、いや…」
アイナ母「なんで答えてくれないの!」
アイナ「なんでって…(言ったってすぐ否定
してくるくせに…)」
アイナ母「(深いため息)早く支度しなさ
い」
アイナ「うん」
○学校にて
アイナ「はぁ…(昨日、なんだったんだろ。
全然覚えてない、夢? …でも、あの上
着、ロイの……え?まって?どういうこ
と?…今日行けばわかるかな…)
昼休憩
アイナ「(そういえば、あの子たちって)」
セラ「いた〜!アイナちゃ
ん〜〜〜〜〜!!」
ハニー「ちょっとキララぁ!走んないで
よ!」
アイナ「(噂をすればなんてやら…)どー
も」
セラ「きゃ〜!(アイナに抱きつく)ねね、
お話ししよ!」
アイナ「お話しって…」
ハニー「全くもう。らぶちゃんはとめたから
ね!」
セラ「だってぇ、ね、音楽やってるんだよ
ね?」
アイナ「え?なんで?」
セラ「あれ、違う?じゃあなんか活動やって
たりしない?」
アイナ「だからなんでよ…」
ハニー「悪いわね、この子ったら直感的だか
ら」
アイナ「野生児かよ」
セラ「えー何かやってると思ったんだけどな
あ…じゃあじゃあ好きなものなあに?教え
て!」
アイナ「うぅ…」
ハニー「キララ」
セラ「教えてよぉ🥺」
アイナ「…(結構疲れるわねこの子…)好き
なもの…?」
セラ「うん!」
アイナ「……絵、とか」
セラ「絵描くの!?見たい!」
アイナ「嫌!」
セラ「なんでぇ🥺」
アイナ「なんでよ…」
ハニー「こんなのが急に来たら怖いわよね、
キララ行くわよーほらー」
セラ「え〜〜ん!やだぁ〜!😭(ハニーに手
を引かれて連れていかれる)」
アイナ「……そう言う感じなのね…」
放課後
セラ「アイナちゃ〜〜〜〜〜〜ん!」
アイナ「(無視しよ)」
セラ「あれぇ?」
ハニー「あんたがしつこいからよ」
セラ「そうかなぁ🥺」
ハニー「…(余裕ないのかもね…)」
りばふぉるハウス
アイナ「……ふぅ…ただいまぁ…」
メル「アイナちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ん!!(アイナに抱きつく)」
アイナ「ぅぐっ」
エト「おかえり」
アイナ「ぎぶっぎぶっ」
メル「え〜〜〜〜んもう大丈夫????また
お絵描きしてく????」
アイナ「また?またってなによ」
エト「昨日覚えてないの?」
アイナ「昨日?……えーっと…あ。上着…」
メル「ロイくんの上着?」
アイナ「え?なんで知ってんの」
エト「……メルさん、説明してあげたら」
メル「そっか限界すぎて覚えてないんだ!」
アイナ「え?」
メルから一通り説明を受ける…
アイナ「………………ま?」
メル「うん」
アイナ「…」
エト「覚えてなかったかぁ」
アイナ「…ロイに、………そか…え…今日来
るかな、返したいんだけどこれ」
メル「(最初に出てくるのがそれなんて…)
いい子😭😭」
アイナ「え?」
エト「ふふ」
メル「あたしが渡しとこうか?」
アイナ「…とりあえず、勉強してく」
メル「うんうん☺️」
エト「(自分で渡したいんだろうな…)」
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。