蜂の巣
あまり記憶に残っていないが、ここに記しておこう。
夢の中の僕は、見知った道を歩いていた。家の近所の坂道だ。住宅地の細い道路の橋を歩いていた。
これも、モノクロほどではないが、色は鮮明ではなかった。うっすらと、色がついた夢だった。
僕は、どこかの家の塀の前で立ち止まった。
上を見上げた瞬間、大きな蜂の巣があった。
僕は悲鳴を上げて飛び起きた。
薄暗い部屋の中、小さく声が出た。本当に怖かった。
現実にも、頭上に木の枝があるのではないか、頭上に蜂の巣があるのではないかという錯覚に陥った。
最後の瞬間だけが脳裏に焼き付いて、ほとんど記憶に残っていない。
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