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嵐過心月

20,765 字

正義を問う、慟哭のヒューマンドラマ

"そのスイッチは、正義か、復讐か、それとも愛か。"

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第五章 

相田家の葬儀
喪主挨拶
「本日はお忙しい中 又ご多忙にもかかわらず翔太の為にこんなにお集まり頂き胸がいっぱいです。あまりにも突然です。理不尽です。翔太もきっと思っているでしょう。二度とこの様な
事がない様に。皆さん もっと話し合いましょう。わかり合いましょう。この世から争いが無くなるまで闘いましょう。」  冬美のスピーチは綺麗すぎる言葉だった。
気がついたら冬美のマイクをとりあげる。係員が制止
翔太の父です。
一瞬の間
始める
「本日はありがとうございます。
翔太の父です。一言」
「本当に翔太は自慢の息子でした。こんな事になってこれからの人生を思うと、
恋愛し結婚し父になり親になる
全てできなくなった、悔しくてなりません。でも翔太は思うはずです。みんなが些細な出来事でつまずいた時、辛い時、苦しい時 翔太に問いかけて下さい。
きっと前向きに答えてくれると思います。人は忘却によって苦しみを
乗り越えられます。楽しい時は忘れて下さい
でも辛い時は思いだして下さい
決して諦めて自らの生命を絶つようなことはしないで下さい
翔太は決して喜びません。怒るでしょう。だったら代わってくれ、と
皆さん 強くなって下さい。負けないで下さい。やられたらやりかえしましょう。負けないで」
何を言っているのか自分でもわからない。
そのまま葬儀場をあとにした。

── 第7章 了 ──

読んでくれてありがとう。良かったら作者にスキを送ろう。

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