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電柱のナニカ

口無し

975 字

都市伝説ホラー

"日常に忍び寄る、見えない「ナニカ」の気配。"

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 これは、武田さんという方から教えてもらった話なんですが、武田さんの住んでいるアパートの近くには、昔からの言い伝えみたいなのがあり、その言い伝えというのが、夜絶対に広告チラシが沢山貼られてる電柱を見てはいけないというものだったそうで。その話を隣のアパートの人から聞いたそうなんですが、武田さんがその理由を聞いても、頑なに話してくれなかったそうです。なかなか教えてくれないから、その場所に少し興味が湧いていたそうなんです。でも1人で行くのも怖いので、なかなか行けずにいたある日。武田さんのアパートで中学からの友人のAさんとBさんと武田さんの3人で宅飲みをしている時、武田さんがその話をすると友人のAさんが「じゃあ、その噂の電柱を見に行こう」と言い出したそうなんです。ほんとは怖いはずなのに酒が回っていたせいかそこまで怖く感じず、それより本当に幽霊が出るのかという好奇心の方が大きかったと言います。武田さんの自宅から少し歩いたところにその例の電柱があり、その場所までたわいのない話をしたりしてその場所まで向かいました。例の電柱の電気は点滅していたそうで、昼の時とは打って変わって少し不気味に感じたそうです、電柱の前まで来ても特に何もなくやっぱりただの噂だったのかと、少しがっかりして帰ろうとした時、ねぇ、ねぇ…っと聞こえてきたんです。最初はどっちかがイタズラで言ったのだとだと思ったのですが2人とも他の話をしてるんです、するとさっきまでAさんと話してたBさんが急に走って逃げちゃったそうなんです。それを追うように武田さんもAさんも走ってアパートに戻って、部屋に戻ってからなぜ走って逃げたんだ?やっぱビビったか?っと2人で煽っているとBさんが震えながら。「お前ら見えなかったのか?あの電柱の上から頭から目だけ出してジーッとこちらを見ている女の子の姿…」それを聞いた武田さんとAさんは血の気が引いて、クーラーの音だけがやけに大きく聞こえたそうです。武田さんその後は問題なく生活しており、今でも3人で旅行に行ったりしてるそうなのですが、あの後から武田さんの玄関の電灯が点滅するようになったり女の人ほどの長い髪の毛が落ちてる事が多くなったそうで、今でも2人にその事は話せていないそうなんです。もしかしたらBさんが見たあの子が今は武田さんの家にいるのでしょうか? 

── 了 ──

読んでくれてありがとう。良かったら作者にスキを送ろう。

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