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体温

赤間世穹

240 字

詩的掌編、生命賛歌

"ごろごろ、ごつん。世界で最初の旅が、いま始まる。"

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しろいそらにかこまれていた。そこからみおろしたところに、やさしそうなひとがいた。
まえのめりになっていたら、ごろんとおちた。
さかみちをごろごろところがった。
あっちへいってごつん、こっちへいってごつん。
さかみちをごろごろところがった。
なにかのおとがながれてきた。じゃーん、じゃーん。からだがおどりたくなってくるようなおとだった。
さかみちをごろごろところがった。
もうすぐあえる、あのやさしそうなひとに。
あっちへいってごつん、こっちへいってごつん。
もうすぐあえる、きっと

── 了 ──

読んでくれてありがとう。良かったら作者にスキを送ろう。

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