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エセ四字熟語

神影零

636 字

概念遊戯、ショートショート

"言葉の既成概念を揺さぶる、奇妙で愛おしい寓話集。"

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機機械械(ききかいかい)
ロボットで埋め尽くされた地球上のこと、転じて信じられないほどの混雑を表す様。

百姚龍流(びゃくようりゅうりゅう)
人は力で左右され、見た目ではどうにもならないということ。美女が百匹集まって、肌に効くという軟膏を作ろうとして龍に戦いを挑むも、結局龍一匹にすら勝てないという故事を元にして生まれた。

冬兎滔々(とうととうとう)
冬の兎は、少しでも暖を取ろうと川のそばに集まるという故事から、同じ窮地に陥った人間はみんな同じことをするということ。

濁源成正(だくげんせいせい)
人間の源は汚れていても、綺麗にすることは可能であるということ。

夢虚鏡教(むこきょうきょ)
夢は現実にならないが、しかし夢を自分の支えにすることは可能であるということ。

一一一一(はじめいちかずまさ)
何事も最初が肝心であるということ。また、勢いよくいきすぎると足元を掬われるということ。

起起危機(きききき)
一度起床することは可能だが、二度起床できる人は一人もいないということ。

ーーーー(のばしぼうよんこ)
おっと!四字熟語ですらない。さっき見たような気がするが、実はちょっと違う。

IIII(ろーまじのよん)
横着をするのは良くないということ。

死人頭位(しどとい)
たとえどんな人が亡くなったとしても、その人というのは必ず頭の中に存在が生きており、実際の意味ではまだ死んでいないということ。

── 了 ──

読んでくれてありがとう。良かったら作者にスキを送ろう。

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