物語る少女とストーリーテラー
70.0全評価の中央値 / 100

物語る少女とストーリーテラー

彩野リン

ファンタジー学園サスペンス 29,863字

物語の力で世界を紡ぐ少女と、その相棒フィンが織りなす、学園都市の光と影。

@karin_ponpon 作家。ZINE制作予定。エブリスタ集英社青春小説短編部門ピックアップ賞受賞。ファンタジー、青春、恋愛、冒険、バトル、ジュヴナイル物を書きます。アニメと漫画愛好者!
PICK UP — AIによる3行評価
子どもたちの想像力から生まれる不思議な存在「フィン」と共に、学園の日常と非日常の危機に立ち向かうファンタジー学園サスペンスです。
既存の物語や自作からフィンを生み出すという独創的な設定と、個性豊かなフィンたちとの絆が最大の魅力です。
独創的な世界観と魅力的なキャラクター、そしてスリリングな展開を楽しみたい方にぜひ読んでほしい一冊です。

この作者の他の作品: リボン / レジスタンス ワンス モア / スリープディスオーダーにおかえり / 魔女の息子たち

読んで良かったらスキを送ろう
この作品を通報する
管理人にメールで届きます。通報者の名前は作者に伝わりません。

最新の評価レポート

2026-07-27 15:07 評価  ·  詳細レポートを見る

引き込み力
7.0
文体・声
7.0
人物・存在感
7.0
物語の流れ
7.0
情感・共鳴
7.0
世界・雰囲気
7.0
読後感
7.0
■ ジャンル・作風
ファンタジー学園サスペンス

■ キャッチコピー
物語の力で世界を紡ぐ少女と、その相棒フィンが織りなす、学園都市の光と影。

■ 総評
本作『物語る少女とストーリーテラー』は、独創的な世界設定と魅力的なキャラクター造形が光る、ファンタジー学園サスペンスの佳作である。子どもたちの想像力から生まれる『フィン』という存在を核に据え、学園生活の日常と、突如として訪れる非日常の危機を巧みに織り交ぜながら、主人公・月山奈桜の成長を描き出している。

物語の最大の魅力は、やはり『フィン』という概念だろう。既存の物語から生まれるフィン、あるいは主人公自身の創作から誕生するフィンという設定は、読者の知的好奇心を刺激し、物語の可能性を無限に広げている。奈桜が『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』から「アリス」を、そして自身のオリジナル小説『DEATH』から「デス」を生み出したというエピソードは、彼女が単なる「稀代のストーリーテラー」候補生ではなく、真に物語を愛し、創造する者であることを強く印象づける。フィンたちが単なる道具ではなく、個性豊かな相棒として描かれている点も秀逸で、彼らの存在が物語に温かみとユーモアをもたらしている。

プロットは、学園内の「ビブリオバトル」という競技を通して奈桜の能力と学園都市の日常を描きつつ、突如として発生する誘拐事件によって物語のスケールを大きく … 続きを読む