リボン
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リボン

彩野リン

青春小説、自己肯定、ジェンダー 13,057字

「可愛い」を愛する男子高校生が、リボンを胸に、自分らしさを見つける物語。

@karin_ponpon 作家。ZINE制作予定。エブリスタ集英社青春小説短編部門ピックアップ賞受賞。ファンタジー、青春、恋愛、冒険、バトル、ジュヴナイル物を書きます。アニメと漫画愛好者!
PICK UP — AIによる3行評価
男子高校生が「可愛いものが好き」という秘めたる感情と向き合い、自己肯定へと至る青春物語です。
主人公の成長を支える周囲の温かい人々との交流が、読者の心に深い感動と共感を呼び起こします。
自分の「好き」を大切にしたい人や、多様な個性を肯定する物語を読みたい人にぜひおすすめしたい一冊です。

この作者の他の作品: 物語る少女とストーリーテラー / スリープディスオーダーにおかえり / 高嶺の花の綾本さん / 魔女の息子たち

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最新の評価レポート

2026-07-28 07:52 評価  ·  詳細レポートを見る

引き込み力
7.0
文体・声
7.0
人物・存在感
8.0
物語の流れ
7.0
情感・共鳴
8.0
世界・雰囲気
7.0
読後感
8.0
■ ジャンル・作風
青春小説、自己肯定、ジェンダー

■ キャッチコピー
「可愛い」を愛する男子高校生が、リボンを胸に、自分らしさを見つける物語。

■ 総評
『リボン』は、男子高校生である音羽理都が、自身の「可愛いものが好き」という秘めたる感情と、世間の「男らしさ」という規範との間で揺れ動きながら、最終的に自己肯定へと至るまでの繊細な心の軌跡を描いた青春小説です。物語は、新制服のリボンに心を奪われる理都の姿から始まり、彼の内面的な葛藤が読者の心を強く掴みます。特に「音羽理都は、男子だが、可愛いものを身に着けたい。」という核心が早い段階で提示されることで、読者は彼の抱える秘密と、それがどのように開示され、受容されていくのかという期待感を抱きながら読み進めることになります。

本作の大きな魅力は、主人公理都の成長を多角的に支える周囲の人物たちの存在感にあります。友人である江國の何気ない一言「みんなに見られるのが嫌なら、誰もいない空間で好きな恰好すればいいじゃん」が、理都の行動の大きなきっかけとなります。そして、向田葉菜というキャラクターは、理都の物語において決定的な役割を果たします。彼女は理都の秘密を知っても咎めることなく、自身の使用済みリボンを渡し、さらには「音羽はこっちの方が音羽っぽいし」「音羽はユニークだもん」と、理都の個性を全面的に肯定します。この向田の存在が、理都が自身の殻 … 続きを読む