昔から仲が良く友人の家でゲームなどをして遊んだり、同じアパートということもあり登校も下校も一緒にしていました。大学2年の6月頃でした、友人が急に「なぁ、俺の部屋幽霊おるかもしれん」と言い出しました。話をよく聞くと友人の部屋は2階の端にあり夜遅くまで当時ハマっていたシューティングゲームをしてたそうです。深夜2時を過ぎたあたりで階段を登って来る音が聞こえたそうです。元々アパートが安物件でボロく意外と生活音などが漏れやすかったんです。その足音はどんどん近づいて、友人の部屋の前で止まったそうです。元々冗談をよく言う友人だったので「本当に幽霊ちゃう?」と冗談を言って話を逸らして学校に登校しました。その日から登校する度に誰かが部屋をノックしたとか声が聞こえたとか話してくるようになってきました。まぁ、いつもの事かと思い気にも留めていませんでした。それから数日経った頃、梅雨という事もあり目が覚めた時には大雨警報が出ており、大学から休校のメールが来ていました。私は急いでゲームを起動して友人にゲームの誘いをしました。友人はすぐに入ってきて数時間一緒に遊んでおり、この感じ今日は午後からも学校ないなとか話しながらゲームをしていた時に友人が「聞こえた?」と言ってきました。最初はゲーム内の敵のことを言ってるのかと思ったら友人がさっきからまた階段登ってきてる音がすると言っており、友人はテンションが高くなっていたのか「ちょっと見てくるわ」と言い残し部屋から出て行きました。それから数分経った頃急に腹が痛くなり通話を消してトイレに行きました。友人がゲームに中々帰って来ず流石に遅いなと思ったときアパートのインターホンが鳴ったんです。友人の声で早く開けてと言ってる声が聞こえてきました。私の部屋は一階で友人の真下の階でした、トイレを出てドアを開けに行こうと水を流そうとした時も友人は早く開けてと言っており、何か急かしてるように聞こえました。ずっとそれしか言わないので怖くなってきてきたんです。数分経ってその声がどんどん変わっていくんです。低く野太くなって息も荒くなって、まるで友人とは思えない声になって行きました。私は怖くなりトイレから出る事ができませんでした、そして私が家にいないと思ったのか「あれ?、いないのかなぁ〜ねぇ、ドア開けてよ」とずっとそこで私の名前やインターホン、ドアを叩く音が聞こえていました。トイレのドアを閉めてカギをかけて息を殺してました、数時間が経ち声もノック音も聞こえなくなりました。次の日から友人は大学に来ませんでした、それどころか行方不明者としてテレビに出ていました。私は怖くなりすぐにアパートを引っ越しました。
それから数年経ち私は郵便配達の仕事をするようになり、その日もいつも通り業務をこなしていました。荷台を確認すると沢山あった宅配物が残り一つになっており、次の日は休暇ということもありウキウキで最後の場所に向かいました。住所をナビに打ち込んでる時に気づいたんです、名前は違ったのですが、あのアパートの住所なんですよ。実は行方不明になった数ヶ月後に友人は井沼山奥で人とは思えないくらい細くなって息を引き取った状態で見つかったそうです。気分は一転し怖いと思う気持ちを持ちながら向かいました、目的地に着いたときアパートはどこか悪寒さえ感じる雰囲気になっていました。怖かったのですが2階の友人の部屋のインターホンを押したんです、その時インターホン越しに聞いた声があの時アパートで聞いた声と一緒だったんです…そして、「ひさシぶり…」とドア越しに話しかけてきたんです。わたしは怖くなり荷物をドア前に置きすぐにその場所から離れました、後ろを見るのも怖くてすぐに車のエンジンをかけました、その時確実に聞こえたんです。マタ、アオウネ…って …
※その翌日から相談者の方と連絡が取れず、婚約者の方が捜索願を出したそうです…その後井沼山の登山道で配達車両は見つかったそうなのですが、相談者は今も行方不明のままだそうです。
そこにいたのは
現代ホラー、都市伝説
"日常に潜む、逃れられない恐怖の呼び声。"
これは、昔からの友人が関わっているとあるアパートの話です。
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