77.0全評価の中央値 / 100

かくりよは遠くなり

洞施うろこ

幻想怪奇・ジュブナイル 4,003字

セピア色にならなかったあの日々と、時を越えて再び巡り会う奇跡の物語。

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@urokorose1 note.com/urokorose あちらこちらでたまに小説(主にBL)を書いています。Kindleにて配信もしていますので、もしよろしければ作者名で検索してください。
PICK UP — AIによる3行評価
少年期の淡い出会いと長い年月を経た奇跡的な再会を描いた、静謐で美しい幻想文学です。
劇的な事件に頼らず、人生のグラデーションと異界の不変性を鮮やかに描き出した描写力が最大の魅力です。
日常の風景に潜む神秘の気配を感じたい人や、そよ風のような余韻に浸りたい読者におすすめの一冊です。

この作者の他の作品: Way to be the SPlendid. / いつか、あざやかな / 思い出とこれからにコーヒーを添えて / 嘘をつく、嘘じゃないかも、君にだけ

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最新の評価レポート

2026-11-06 00:10 評価  ·  詳細レポートを見る

引き込み力
7.5
文体・声
7.0
人物・存在感
8.0
物語の流れ
7.0
情感・共鳴
8.0
世界・雰囲気
8.5
読後感
8.0
■ ジャンル・作風
幻想怪奇・ジュブナイル

■ キャッチコピー
セピア色にならなかったあの日々と、時を越えて再び巡り会う奇跡の物語。

■ 総評
本作『かくりよは遠くなり』は、少年期の淡い出会いと、長い時間の経過を経て訪れる奇跡的な再会を描いた、非常に手堅く美しい幻想文学である。特筆すべきは、人の成長という不可逆的な変化と、異界の存在が持つ不変性との対比を、あえて劇的な事件を起こさずに静謐な筆致で描ききった点にある。神社の祠という小さな舞台から始まった二人の縁は、主人公の進学、就職、結婚、そして老いていくという人生のグラデーションのなかで一度は薄れていく。しかし、その忘却すらも「薄情な童だね」という優しい自己否定と、白蛇の姿を借りた再会によって救済される構造は見事というほかない。派手なプロットの転換はないものの、日常の風景に潜む神秘の気配をすくい上げる作者の目線は確かであり、どの場面を切り取っても情景が目に浮かぶような描写力が光る。読者に押し付けがましいメッセージを投げかけるのではなく、そよ風のような余韻を残して静かに幕を閉じる、完成度の高い中編小説である。

■ 各基準の評価
1. 引き込み力(8/10)
冒頭の「思い出はセピア色だなんてフレーズは、誰が言い出したんだろう。」という思索的な問いかけから、一気に読者の心を物語の核心へと引きずり込む手腕は見事である。過去の記憶が色褪 … 続きを読む

評価履歴

評価基準 06/22 15:07 11/06 00:06
引き込み力 7.0 8.0 ▲1.0
文体・声 7.0 7.0 ▲0.0
人物・存在感 8.0 8.0 ▲0.0
物語の流れ 7.0 7.0 ▲0.0
情感・共鳴 8.0 8.0 ▲0.0
世界・雰囲気 9.0 8.0 ▼1.0
読後感 8.0 8.0 ▲0.0
合計 77.0 77.0 ▲0.0
日時スコア状態
2026-11-06 00:06 77.0点 done レポート
2026-06-22 15:07 77.0点 done 同一本文 レポート