蹉跌の月──Deseo la luna.──
74.0全評価の中央値 / 100

蹉跌の月──Deseo la luna.──

有城 砂卯

現代恋愛、ファンタジー要素 31,070字

声優とゲーム、そして夢が織りなす、切なくも愛おしい片想いの軌跡。

@naylel_saw だらだらと、 文章を書き始めて早幾年。 五十の手習いよろしく、 文章作法も小説技法もよく分からないまま、ひたすら手探りで書いています。 サブカルもV系もフラメンコも、 気になれば同じ棚に放り込み、 知っていることも知らないことも、 物語の中でこねくり回す。 王道は好き。 でも、邪道も好き。 派手なことはあまりできませんが、 「そのつながり方は思いつかなかった」 と、一か所でも引っかかってもらえたら嬉しいです。 今日も今日とて、 よく分からないまま、 わりと真面目に書いています。
PICK UP — AIによる3行評価
高校生の少女が憧れの大人に抱く、切なくも瑞々しい片想いを描いた青春恋愛小説です。
ゲームを介したファンタジー要素と、多層的な視点から描かれる人間関係が最大の魅力です。
初恋の甘酸っぱさや切なさを味わいたい方、心に深く残る物語を読みたい方におすすめです。

この作者の他の作品: カヲルノヒズミル譚當世流行異世顛末生いたいけなほしくずexponentia~うたかたにたゆたうなんかのゆめ

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最新の評価レポート

2026-09-21 02:10 評価  ·  詳細レポートを見る

引き込み力
7.0
文体・声
8.0
人物・存在感
8.0
物語の流れ
7.0
情感・共鳴
8.0
世界・雰囲気
7.0
読後感
7.0
■ ジャンル・作風
現代恋愛、ファンタジー要素

■ キャッチコピー
声優とゲーム、そして夢が織りなす、切なくも愛おしい片想いの軌跡。

■ 総評
本作『蹉跌の月──Deseo la luna.──』は、高校入学式当日のアクシデントから始まる、一人の少女の成長と、憧れの対象への切ない片想いを描いた珠玉の物語です。主人公・杉田弥依の瑞々しい感性と、声優・勢雄祥匡の持つ大人の魅力が織りなす関係性は、読者の心を深く捉えて離しません。特に印象的なのは、ゲーム「デイムメイカー」を介して、夢と現実、そして複数の登場人物の意識が交錯するという、ファンタジー要素の巧みな導入です。この設定が、単なる恋愛物語に留まらない、奥行きとミステリアスな魅力を作品に与えています。

弥依の視点から描かれる勢雄祥匡への「推し」の感情は、多くの読者が共感できる普遍的なテーマであり、それが淡い恋心へと変化していく過程が丁寧に、そして瑞々しく描かれています。勢雄祥匡の「どわっ!だから耳元はやめてくださいって!」という弥依との軽妙な掛け合いは、二人の関係性を象徴するフレーズとして機能し、作品にユーモラスな彩りを添えています。また、物語の終盤に挿入される勢雄祥匡の「独り言ち」は、彼の内面に秘められた弥依への複雑な感情を、弥依の視点とは異なる重厚な文体で提示し、物語に多層的な深みを与えています。

弥依が別の男性と結婚すると … 続きを読む